完全に認知症の予防はできないが、リスクを減らすことはできる | 賢能トピックス

2025年には、日本で認知症の人の数が700万人を超えるといわれています。

ただでさえ超高齢化社会なうえに、認知症の人が700万人を超えるとうと、社会としても大問題になってきますが、だからこそ、一人ひとりが気をつけていくことがとても大切になっていくのです。

認知症の予防を完璧にすることはできませんが、多少なりともそのリスクを減らすことはできるのです。

それは脳の基礎体力をつけ、生活習慣を見直すことからはじまります。

体力や生活習慣の重要性

人間が病気になったとき、体力や生活習慣によって大きな差がでてきます。
たとえば、風邪をひいたき、普通は体がだるくなって寝込んでしまいます。

ところが、一流のスポーツマンで体がとても丈夫で体力がある場合、無理がきいてしまい寝込むまでに至らないケースがあります。

一方で、風邪をひいたけど無理をして仕事を続け、十分な睡眠もとらず暴飲暴食をしていると、免疫機能が低下してしまい、寝込んでしまうという結果にもなりかねません。

つまり、同じ病気になっても、体力や生活習慣によって変わってくるのです。

脳の基礎体力をしっかりすれば認知症予防につながる

認知症も風邪と同じことがいえます。

認知症になると脳がダメージを受けてしまい、通常の社会生活ができなくなってしまったとします。

しかし、風邪をひいたとき、基礎体力がしっかりしていれば症状が軽くすんだとの同じで、『脳の基礎体力』がしっかりしていたり、きちんとした生活習慣をしていれば、認知症による脳のダメージに耐えやすくなり、認知症になるのを遅らせることができるのです。

脳の基礎体力って何?

『脳の基礎体力』とは『予備力』のことです。

人間の脳は、たくさんの神経細胞がネットワークを作っています。そしてこのネットワークがしっかりしていればしているほど、『予備力が高い』、つまり認知症の症状が出てきにくいのです。

実は、脳のネットワークが最も活発に形成されるのが幼少期で、実際に、幼少期に教育をしっかり受けた人は、そうでない人と比べて、高齢になったときに認知症になりにくいということがわかっています。

なぜ高血圧・糖尿病の人は認知症になりやすいのか

認知症は、脳にストレスやダメージが加わると『予備力』が低下してしまい、発症しやすくなってしまいます。

高血圧や糖尿病、喫煙や肥満は脳にダメージを与えてしまうのです。

また糖尿病になると、アルツハイマー病の原因物質ではないかとされているアミロイドβが蓄積しやすくなるということもわかってきています。