as の関係代名詞としての使い方 | 賢脳トピックス

as は多品詞の言葉であり、多義語です。

コアの意味としては、2つ並べられた物や事柄が等価の関係にあることを示すときに使われる言葉で、文脈により同時性、理由、逆説、類似性などの意味合いがでてきます。

多くの訳や例文が載っているas

as を辞書で引くと、実に多くの訳語や例文が載っています。

前置詞としては、…として、…と、…だと、たとえば…のように といった意味があります。

接続詞や副詞としては、…と同じく、…のように、…ほどの、…するほどに、…のままで、…している時、…したとたん、…しながら、…につれて、…ゆえに、…だから、…ので、…だけれども、…ながらも といっぱい訳が載っています。

コアな意味を理解できれば納得ですが、それにしても多くの訳語が辞書に記載されています。

関係代名詞としても使われる as

関係代名詞というと、whoやthat、which、whose、whom、whatといった単語を思い浮かべる人がほとんどだと思います。

しかし、as 、but 、than などの単語も関係代名詞になることがあります。

これら as 、but 、than は一見すると関係代名詞っぽくないことから、疑似関係代名詞と呼ばれたりもします。

ちなみに、but は、…でない~という意味で用いられ、than は、…以上の~ という意味で用いられます。

as を関係代名詞として用いる慣用表現としては次のようなものがあります。
such A as B : BのようなA
the same A as B : Bと同じA
as A as B : Bと同じA

関係代名詞のas の制限的用法と非制限的用法

関係代名詞として as が使われる場合、制限的用法非制限的用法があります。

制限的用法の場合、…のようなという意味になり、非制限的用法の場合、それは…だが といった意味になります。

非制限的用法の例としては次のようなものがあります。
She was not English, as I knew from her accent.
(彼女はイギリス人ではなかった。それは言葉のなまりでわかったことだが)

制限的用法の場合は次のような感じになります。
He came late again, as is useual with him.
(彼についてはそれがふつうなように、彼はまた遅刻だよ。)

この場合、一見すると as の後に is が来ていて違和感を感じる人もいると思いますが、関係代名詞の which と言い換えてもいいでしょう。

だたし、as の場合は、which と違い、文頭に移動することもできます。

As is usual with him, he came late again.

つまり、which の場合は意味的にほぼ同じですが、whichは文頭に出すことはできません。
しかし、as の場合は文頭に出すことができます。

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