勉強法と言えば、学生は当然ですが、社会人になってからもキャリアアップのために資格試験を受けたり、TOEICで良い点数をめざしたり、会社によっては社内の昇進試験があるところもあるでしょう。
そんな中、多くの人が勉強をどうやったらいいかというように勉強法で悩んでいたりします。
成績を上げることは簡単
進学塾を経営し、数千人の生徒を教えてきて、新聞や雑誌、テレビの取材なども受け、勉強法に関する書籍も出版されている石田勝紀氏によると、『成績を上げるのは簡単だ!』ということです。
何をバカなことを言っているんだ。成績を上げることがそんなに簡単だったら、みんな苦労しないんだよ!と言う人もいると思います。
石田勝紀氏は、「勉強法の本は読めば読むほど”迷い”が出てくるもの」と言います。どうしてかというと、そこに書かれている方法は万人向きではないからです。
もちろん、役に立つ人もいますし、自分に足らないいくつかのポイントをノウハウ本から学ぶということは有益なことです。
万人向きの勉強法
それでは、万人向きの勉強法とはどんなものなのでしょうか?
石田勝紀氏によると、勉強法は、注意すべき点として、「原則さえ理解すれば、具体的方法は必要ない」ということです。
勉強法において、原理・原則は、勉強する人が代わっても、勉強する科目が代わっても変わりません。対象者が学生であれ、社会人であれ、高齢者の方々であれ変わらないのです。
成績を上げるために理解しなければいけない原則とは
原則は勉強する対象者が誰であれ、またどんな科目でも普遍的に同じということはわかったかと思いますが、それではその肝心な原則とはどのようなものなのでしょうか。
それは、『人間は、日常生活での心・体・頭の使い方に支配されている。』という大原則です。
勉強ができる人は、勉強だけできる。仕事ができる人は、仕事のときだけ効率的に頭を使っている。そしてそれをON OFFしていると思われがちですが、それは違います。
ONのときとOFFのときは、確かに気持ちの入り具合の違いはあるでしょうが、行動パターンや思考パターンは仕事をしているときとしていないときでは同じように働きます。
つまり、日常生活での心の使い方・体の使い方・頭の使い方が大切ということになります。
頭の使い方・体の使い方・心の使い方を習慣化させる
つまり、頭の使い方・考え方を習慣化させ、体の使い方も習慣化し、心の使い方も習慣化するのです。
頭の使い方については、無駄のない勉強法ということで、勉強において量よりも質を重んじます。
無駄なことは省くのです。
たとえばできる問題を何度も解いても、それは無駄にしかなりません。
体の使い方については、挨拶をするとか、時間を守るとか、整理整頓するといった生活習慣の基本をしっかりとやるということです。
仕事ができる人は、大抵整理整頓ができていることからみてもわかるように、こうした生活習慣のクセは勉強にも影響してくるのです。
心の使い方についてですが、心は人間をコンピューターに例えるならば、Windowsなどに代表されるOSのようなものです。
OSがしっかりしてて、いろいろなソフトやアプリが動くようなものです。一番キーになるものです。
日常生活のいろいろなことに、どう心が動くのかということは、勉強にも影響が出てきます。マインド・モチベーションといった意味からも大切なファクターです。
「勉強脳」をしつける勉強法~一撃で成果を出す黄金の法則~は、石田勝紀氏のかかれた「勉強脳」の本です。
勉強の基本は、無駄なことはしない、楽しめないことはしないということで、計画化をし、本質を見極め、ドミノ式勉強法で仕組み化してい方法が記載された本です。