情報化社会と高度情報化社会に問われる知識 | 賢脳トピックス

最近、テレビを見ているとやたらにクイズ番組が多くなっている。
そして、悪い言い方をすれば、インテリ芸人とか東大王などといって、いわゆる知識をいっぱいもった人たちが、頭のいい芸能人として、クイズ番組で知識をひけらかしています。

テレビ局などで知識のひけらかし能力を競わせて、それがトレンドになっているようでもあります。

「物知り=頭がいい」という時代

以前は「物知り=頭がいい」という時代であった、
以前は、人が知らないような情報をたくさん知っていて、それをひけらかさない人が、本当に頭がいい人ということで尊敬されていた時代もありました。

しかし、1980年にもなると情報化社会となり、状況は変わってきました。
そして、世間の価値観も変ってきました。

「頭のいい人=お金を稼げる人」という価値観

頭の中にどれだけの知識がつまっているかで賢いか賢くないかを決める時代は終わり、その知識を上手にアウトプットして、加工して、そこから利潤を得ることができる人が賢いというように変わってきたのです。

東大や京大を出て、頭でっかちの知識偏重人間よりも、中卒でも財テクを学び、世の中の仕組みを考え、社会の仕組みや物事のつながりを考え推測し、自分なりの理論を組み立て、投資して稼いでいる人のほうが、お金をたくさん稼いでいるという時代になってきました。

利潤を生みだしているということに関しては、こうした人たちは現代風でいうと「頭がいい」ということになるのでしょう。

自分が専門知識をもって専門分野で活躍しているとう人よりも、むしろ、技術的な知識や学術的知識はないが、経営や世の中の仕組み、消費者マインド、投資家心理などといったお金を稼ぐことに関連した知識を勉強した人がいわゆる勝ち組として成功しているのようなイメージの社会になっています。

こうした人たちが、尊敬できるかどうか、またこういった時代がいい時代かどうかはともかく、少なくとも、本当に頭がいい人というのは、単に物知りであったり知識をいっぱいもってる人ではなくなってきています。

頭がいい人の考え方を変えたインターネット

1980年、情報化社会となって、頭がいい人に対する考え方が変わってきましたが、何が変わったのかというと、インターネットが普及してきたところにあります。

今では、パソコン1台、スマホ1台あれば、専門家ではなくても、誰でもが専門的な情報にまでアクセスできるようになっています。

東日本大震災の時には、日本のマスコミが報道していないような原発事故の問題に関しても、海外メディアはどういった報道をしているのかといったような情報を、一般人でも手軽に手にいれることができました。

さらに情報化社会が進み、現在では、高度情報化社会と言われていて、有料のものもあるにぜよ、専門分野の論文も家にいて読むことができる時代になっています。
医者も薬剤師も、患者さんが専門知識をあらかじめネットで調べてきたりするので、下手なことを言うと信用をなくしてしまいかねません。

要するに、機密情報は別として、多くの情報が平等に流布される時代となり、特定の情報を豊富に持っているというだけで、優位性を保てる時代は終わってしまったのです。

情報化社会・高度情報化社会で必要な能力とは

誰もが簡単に情報を手にすることができるようになり、特定の情報を豊富に持っていることが優位性につながらなくなった現在、優位性はどのようなところになってくるのでしょうか。

情報が豊富にあるといっても、玉石混淆の状態ですので、情報をしっかりと読む力リテラシーが重要になってきます。

そのためには、やはり基礎知識が必要になってきます。
つまり、その分野での基礎知識をしっかりと蓄えて理解していなければいけません。

そういうことから言うと、単なる物知りではダメですが、物を知らなくてもいいということではないのです。

キーとなるのが情報の質

誰もが。多くの情報に簡単にアクセスできるようになり、知識つまり脳内にインプットされた情報が多くなっている時代、どういった人が有利になるかというと、その持っている情報の質になります。

いかに、その分野で確度が高く質の良い情報を効率よくインプットされているかということになるのだと思います。