数学の成績を効率よくアップするにはパターン暗記 | 賢脳トピックス

中学や高校で数学を勉強する目的、それは高校入試や大学入試に合格することです。

そして限られた時間の中で、数学の勉強をして成績をあげていくには、パターン暗記が効率の良いやり方です。

数学のパターン暗記のやり方

数学の教科書や参考書には、よく受験などで出題されるパターンの例題が出ています。
また問題集などでも、代表的な問題が出ていたりします。

例題には、その解法が詳しく書かれていますが、まずは解法を見ずに、自力で解いてみます。

すぐに解けるのであれば、もうそのパターンの問題は、習得しているということになるので、OKということで先に進みます。

もし、すぐに解法が浮かんでこないのであれば、そこで唸って考え込むのは時間の無駄です。

すぐに解法を見ます。

パターン暗記というと、暗記すればいいというふうに思われがちですが、数学の勉強の場合は少し違います。

解法を見て、その手順を覚えるのはもちろんですが、それに合わせて、どうしてこの解法の手順になるのかを理解してから覚えることが大切なのです。

理解して覚えることで、似たような問題がでてきたときに、応用できる応用力がつくのです。

数学は将棋に似ている

数学は将棋に似てるところがあります。

数学でいう数学者は、将棋でいえばプロ棋士になるのでしょうが、たしかにこのレベルになるのが目的であれば、ものすごい思考力や努力、修行が必要になるでしょう。

しかし、受験のための数学であれば、将棋でいえば、いわば趣味で友達や職場仲間とやるレベルの将棋だと思います。

将棋をやるときに、本などを買ってきて、戦法を覚えたりしたことがある人もいると思います。

四間飛車戦法、棒銀戦法、矢倉戦法などいろいろあり、その定石を覚えます。

これが数学でいう解法を覚えるのと似ています。

そして、実践で似たような形が出てきた場合、今まで自分が本で勉強してきた似たような形を探し、それから応用しようとするのも一緒です。

この時、戦法も何も勉強せずに、最初から駒組をしていくのは大変です。戦法を覚えることで、序盤を楽に指すことができ、勝率もぐんとアップしてくるものです。

数学も、解法を理解して覚えることで、ぐんと成績が上がってくるし、問題を解くのも楽になってくるのです。

パターン暗記などは邪道?

数学をパターン暗記したり、英単語を駄洒落などの語呂合わせで覚えたりすることを邪道だという人もいます。

これは、人それぞれ考え方があるので、一概には言えません。

しかし、その道の専門家になるのであればいざしらず、勉強の目的が受験で合格することであれば、限られた時間でゴールにたどり速く楽してたどりつけばいいので、本道を通ろうが、邪道を通ろうが、結果ゴールにたどりついた者勝ちなのです。

将棋だって、ゼロの状態から戦法を考えていくのは大変ですし、時間がかかります。受験勉強は、他の科目もやらないといけないですし、時間が限られています。

いつまでも、解法がわからない問題を前にして、ウーウー唸って考え込んでいるのは時間の無駄です。

もちろん、時には、なかなか解法が出てこない問題を一生懸命、頭をひねって考える粘りも必要です。何から何までパターン暗記で終始しろということではありません。

しかし、いつもいつも頭をひねって考えてばかりだと効率が悪いのです。

もちろん、難関校と言われるようなレベルが高い学校では、パターン暗記しただけだと簡単に解ける問題は出ないところもあります。

でもそんな場合でも、まずはパターン暗記で基礎力をつけて、それから、問題をじっくり考えてといていく粘りを身につけていくと良いのかと思います。

基礎のパターンもできない状態で、パターン暗記でも解けない問題を一生懸命考えても、まずは解けないでしょう。

パターン暗記で、解法を理解することで応用力も培われます。そうしているうちに、新しい見たこともない問題でも、解けるようになる思考力も自然と身についていくものです。

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