日本人の感覚で間違いやすい Yes と No | 賢脳トピックス

日本人が英語でわかりにくい、間違いやすいとされる典型的なものに、否定疑問文の受け答えがあります。

これは、日本では学校で、Yesが「はい」、Noは「いいえ」と習うからだと思います。

紛らわしい否定疑問文のYesとNo

次の英文をみてみましょう。

So, you're not going, right?

(ということは、行かないのね?)

Yes. I am going. I'm just going to be late.
(ううん、行くつもり。 ただちょっと遅れるけど。)

後に文章が続いているので、「ああ行くつもりなんだな」ってわかるけど、もし Yes だけだったら、そして前後の文脈なしに日本語にそのまま単語単位で訳して考えると間違いやすくなります。

当然、Yes ですので、「はい」となり、「行かないのね?」に対して「はい」となるので、「そう、行かないのね」と全く逆の解釈になってしまいます。

これが日常会話であった場合、
So, you're not going, right?
「ううん」と否定して答えるには、思わず No と言ってしまいそうになりますが、正解は Yes です。
否定疑問文に関して言うならば、日本語の「はい/いいえ」は一致しません。
もうこれは、そういうもんだということで覚えてしまったほうが早いかもしれません。

私のこと、愛していないの? に、No と答えると大変なことに

Don't you love me ?
(私のこと、愛してないの?)
これも否定疑問文ですね。
こんなとき、日本語脳で考えてしまい、「ううん、愛してるよ」と言おうと思って
No, I don't. なんて言ってしまうと、愛していないことになってしまいます。
英語の感覚だと、愛していないから No! 、愛しているから Yes!となります。
したがって、
Yes, I do. (ううん、愛してるよ)
と答えるべきなのです。

間違いやすいところですが、間違いを防ぐには、No, I don't あるいは、Yes, I do の後に文を続けてみるとよいのです。

Yes, I love you.
No, I don't love you.

こうすれば、否定疑問文で聞かれたとしても、No と答えた場合に、愛していないということになることがわかります。

日本人が間違いやすいgo thereとbe there

否定疑問文とともに、日本人が間違いものに、go と come の使いかたがあります。
5時にそこへ行きますと言いたい場合に、どちらが正しいでしょうか。
(A)I'll go there at five.
(B)I'll be there at five.

正解は、(B)です。
(B)だと5時にそこにいるということになりますが、(A)だと5時に自分にいる場所を出発してそこへ向かうということになります。

だからこそ、例えば電話ですぐに戻るという場合は、
He will be back soom.
となるわけです。

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