英単語を覚えるフラッシュカードは自分で作るべき | 賢脳トピックス

フラッシュカードは、そのカードをさっとみて覚えていくときに使うもので、よく英単語などを覚えるときに使われます。

スマホのフラッシュカードを使って短い時間、カードを見て覚えたり、覚えているかどうかを確認することを繰り返すことによって、頭に入れていくというものです。

英単語を覚えるときには、非常に有用なツールです。

効果があるフラッシュカードだけど作るのが大変

英語などの学習で、英単語を覚えるためにフラッシュカードなどを作成していると、作るのが大変なので、誰か作ってくれているものを使いたいなと思ったりします。

またそれとは逆に、フラッシュカードを作った人であれば、自分はもういいから、自分が作ったフラッシュカードをダウンロードできる形にして販売したいなと考えたりする人もいると思います。

カードを作って販売する人は、販売することでお金を手にすることができ、他人が作ったカードを購入する側も、お金を払う代わりに時間を節約することできるということで、Win-Win の関係に思えます。

しかし、実際には、他人の作ったフラッシュカードでは、自分で作ったほどの学習効果が得られないのです。

他人が作ったフラッシュカードでは効果が薄い理由

例えば、catという単語を覚えるとき、自分が飼っている猫、あるいは以前飼っていた猫がまずはイメージとして思い浮かびます。

ところが他人が作ったカードだとそういうわけにはいきません。もしかしたら、その他人が飼っていた猫に似ているイラストかもしれません。

そうするとそのカードには、カードを作ったという過去もないし、ましてや自分が知らない猫のイラストが描かれてるので、そこには物語もありません。
そうすると、複数の感覚を通して記憶を刻むことが困難になってしまいます。

自分が作ったのであれば、作ったときの記憶があるでしょうし、ましてや飼っている猫のイラストであれば、より頭に深く刻み込むことができますが、他人が作ったものであれば、そうはいかないのです。

英単語は一瞬にしてイメージが思い浮かばないとならない

他の科目の記憶事項と違い、英単語は見た瞬間その単語の意味が映像となってイメージとして浮かぶくらいでないとダメだと言われています。

ましてやリスニングにもなると、1回聞き逃すと、もうその部分の単語は発音されません。
瞬時にして、映像・イメージとして意味を理解できなければならないのです。

そのためには、自分でカードを作り、それを何度も復習し、はっきりと自分の頭に刻み付けておくことが大切なのです。

カードを作るのは大変で時間がかかるものですが、覚えるためのカードは自分自身で作るのが一番効果的で、結局は近道なのです。

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