英語の倒置表現 | 賢脳トピックス

英語の倒置文というと、多くの人は、Can you speak English ? のような疑問文が頭に浮かぶと思います。

英文法では五文型を習い、主語+動詞が基本として英文が構成されていることを学びます。

そして、疑問文の場合は、主語+動詞の語順をひっくり返すというような形で頭に入れていると思います。

ところが疑問文以外にも倒置の英文が存在します。

そんなに頻繁に出てくるものではありませんが、五文型で考えていると、あれ? なんで疑問文でもないのに主語と動詞の語順がひっくりかえっているんだろうかと慌ててしまったりします。

英語の倒置

英語の倒置文は、感情が高まったような場合の表現で使われます。

Boy, I am starving.
(少年、私はお腹がすいた)

これは普通の現在進行形の英文ですが、倒置になると
Boy, am I starving !
となり、主語の I と動詞(be動詞)の am の語順が逆になっています。

意味的には、(少年、私はお腹がすいた)で良いのですが、より感情がこもっている感じになります。

つまり、(少年よ、私はお腹がすいて死にそうだ)というぐらいの感情の高まりがあるニュアンスになります。
倒置には、通常の日本語訳以上の感情があると考えるとわかりやすいかもしれません。

So do I の気持ち

I love The Beatles. (私はザ・ビートルズが好きなんだ)
So do I. (私も好きです)

普通に言えば、I love them, too. になります。

So do I. は倒置の形になっているので、もっとくだけた訳し方をすると、「私も、私もーーーー!」
となり、倒置にすることで、飛びつくぐらいの感情の高まりがある気持ちだということが伝わります。

Neither の気持ち

So の否定形としては、Neitherが使われます。

例えば、
I've not finished my homework. (僕、まだ宿題終わってないんだよね)
Neither have I.  (俺も、俺も)

この文も普通に言うのであれば、
I've not finished it, either. (俺もだよ)
になります。

否定的な文頭と倒置

英語では、否定的な意味の副詞句・副詞節が文頭に置かれた場合、倒置が起こります。
never(決して~ない)やhardly(ほとんど~ない)などが文頭に来た時は倒置になります。

同じ否定的な言葉として、こんなケースもあります。
By no means can I consider him an expert.
(どう考えても彼が専門家だとは思えない。)

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