英語読解の壁 | 賢脳トピックス

TOEICに真面目に対応しようとすると、最低でも150語/分の読解スピードが欲しいところと言われています。

実は、これはものすごく大変なレベルのことなのです。

戻り読みができないスピード

関係代名詞などがでてくると、「~するところの」などとして、英文を前に戻って読んでいくクセがついている人が多くいます。

このクセを直さないと、絶対に英語を速く読めるようにはなれず、なかなか英語は上達してきません。

リーディングはまだしも、リスニングになると、発音された言葉を、前に戻って訳すなんていうことは不可能です。

そんなことをしている間にも、言葉の波が押し寄せ、次から次への空中に消えていってしまうからです。

頭の回転がものすごく速い人でも、120語/分前後のスピードで読まれてしまうと、もう前に戻ってうんぬんなんてやってられなくなり、限界となってしまいます。

だからこそ、英語はとにかく頭から訳していかなければならないのですが、これが英語は日本語とは語順がまったく違うので、英語学習をするときに大きな壁になってしまいます。

英語の読解のスピード

英語の読解スピードを考えた場合、TOEICテストを受けるときにほしいスピードとしては最低でも150語/分、自由自在に英語を操る桃源郷の境地になりたいのであれば、250語/分が必要だと言われています。

とにかく、受験においても英語は慣れであり、他の教科とは毛色が違い、他の教科はできるのに、英語だけはどうも苦手という人もでてきてしまいます。

英語は他の教科とは勉強法が違うのです。

英語を頭から訳すことの限界

英文を速読する際に、英文の適当なところにスラッシュを入れて、どんどん頭から意味をイメージして読んでいくと良いと言われています。

She speaks English very well.

この程度の文章なら、そんなスラッシュなんか入れなくても、見た瞬間に意味がわかるよとなるかもしれませんが、とりあえずスラッシュをいれて違いをみてみます。

She speaks / English / very well.
彼女は話す 英語を とても上手に

この塊を頭から順に読んでいっても、意味がイメージできるのです。

しかし、このように短い英文ならともかく、関係代名詞や接続詞が複数入った複雑な文章は、このようにこまかくスラッシュをいれていくと、わけがわからなくなてしまいます。

そこでコツが必要になってきます。

全体をみて、大きな塊を( )でくくってしまうと文全体の構造が見やすくなってきます。
( )でくくってみることがオススメなパターンを次にあげてみました。

1.that以下の名詞節又は省略されたthat以下の名詞節
2.関係代名詞から後ろ又は関係代名詞から2つ目の動詞まで
3.名詞就職から次の動詞まで

一つ実例をあげてみます。

The Americans who are from New York are called "New Yorkers".
The Americans (who are from New York) are called /"New Yorkers".
アメリカ人 ニューヨーク出身 呼ばれている ニューヨーカー

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