高校や大学の入学試験、資格試験、試験に合格するためには、多くことを覚えることが大切になってきます。
いくら知識偏重からの脱却といっても、何も知識がなければ解答することはできませんし、覚えることもやはり大切です。
そして、ポイントとなってくるのが、覚える力に加えて『解答力』になってくるのです。
解答力とは
それでは、『解答力』とは何ぞやということですが、ズバリ解答を選ぶ力、解答をつくる力ということになります。
具体的に言うと、マークシート方式の問題であれば、その中から正解を選ぶ力であり、記述式問題であれば、きっちりと点数がもらえる答案をつくる力ということになります。
わからないものも自信をもってマーキング
マークシート式の問題だと、しっかり覚えていて見た瞬間すぐに解答がわかるものであれば、それをマークすればいいのですが、そうでない場合は、消去法によって解答を決めていく人は多いと思います。
このとき、消去法に加えて、わからないものにはっきりりとマークすると、効果的なのです。
消去法で問題を解いていくと、最終的には消去されていない選択肢の中で、それを見比べて、それでも時間切れになって、エイヤッ!とチェックするという人が多いと思います。
しかし、このような時、正解かどうかわからないものについては、例えば「?」マークをつけておくのです。
選択肢の中の正解確率をチェックする
消去法でチェックしていくとき、明かにこれは違うというものに「×」をつけると思います。
「×」がついたものを除いたとき、1つだけであれば「×」がついていないものを選択できますが、でも、どうしてもはっきりと消去しきれずに、「×」がついていないものが複数残ってしまう場合も少なくありません。
そのとき、次のような形でチェックしてみると良いでしょう。
「〇」:ほぼこれで間違いないんじゃないかな
「×」:これは絶対に間違ってる、これじゃない。
「?」:知らない、わからない、自信ない。
「△」:自信はないけど、多分これが正しいんじゃないかな。
すると、「×」がついていないものが複数残ってしまう場合でも、「?」や「△」がついています。
「〇」がついていれば「〇」、「△」と「?」がついていれば「△」を選択すれば、正解率がアップするのです。
記述式はキーワードを決めてから
記述式の問題は、よく解答に入れてほしいキーワードが入っているかどうかが採点のポイントになることがあります。
解答していくときに、最初からただ漠然と書いていくのではなく、入れるべきキーワードを意識して、それを書き出してみて、そのキーワードからストーリーを考えて記述していくと、キーワードをはずすことなく解答でき、しかも意外と文章を作りやすくなります。