目指すべき英語は、FluentではなくIntelligible | 賢脳トピックス

私たちは、綺麗な発音で、ペラペラと流暢に英語が話せるようになりたいと思うこともあると思います。

しかし、何のために英語を学習するのかということが最重要となってきて、多くの場合が英語は、外国人とのビジネスをやるためのコミュニケーション能力の1つにすぎないという点にあります。

つまり、きちんと相手が言わんとしていることを理解でき、こちらが言いたいことをしっかりと伝えることができるということが大切になってきます。

日本語を母国語にする人の英語学習は難易度が高い

アメリカ国務省に、外交官などの政府職員を訓練するFSIという組織があり、国務省をはじめとして、各省庁や軍隊に属する連邦政府職員に70を超す言語の教育を行っています。

それによると、英語を習得しやすい順に、各国の言語を4つのカテゴリーに分類してみると、日本語は、中国語や韓国語とともに、4つのカテゴリーの中で、最も習得が難しい言語に入っていました。

このように、日本語と英語は離れていますが、それだけに日本語を母国語とする人達が英語を学習しようとしたときに、よりハードルが高く、ましてやペラペラに流暢に英語をしゃべるようになるには、相当の努力が必要になってきます。

ペラペラになる必要はない

最近では、英語の学習の仕方が良いのか、ものすごく英語を流暢に話す人も増えてきていますが、最初から英語をペラペラに話せるようになるという目標を立ててしまうと、挫折しやすくなってしまいます。

ビジネスにおいては、発音より、流暢にしゃべるよりも、しゃべっている内容のほうが重要なのです。

英語をネイティブ並みの発音で、ペラペラと流暢にしゃべるよりも、自分が伝えたいことをロジックをもって英語で相手に伝えられる力をつけていくことが大切なのです。

つまり、fluent English(流暢な英語)ではなく、intelligible English(伝えられる英語)を習得することが大事なのです。

得意分野や興味がある分野から入る

受験勉強などのやらされ英語では、全く興味がない分野の英文を読まされたりします。

受験勉強や、会社でTOEICのテストを受けるように言われたとかということであれば、それにあわせた対策の勉強をしていかなければならないでしょうが、自分から進んで英語を学習していこうというのであれば、自分が興味ある分野、仕事で必要とされる分野など、自分がバックグランドの知識をもったものから始めていくと良いでしょう。

自分があまり詳しくなく、興味もない分野の本は、英語でなくて日本語であっても読むのが苦痛だったりします。

英語ならばなおさらで、そんな英文を読んでいくうちに、だんだんイヤになっていってしまい挫折してしまうのです。

まずは、興味がある分野、自分の仕事を直結してくるような分野の英文を読んでいくと良いのです。

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