賢い人がやっている物の覚え方 | 賢脳トピックス

クイズ番組で、東大生などがでてクイズに答えていくような番組があります。

でてきている回答者である東大生は、正解率が高く、早押しなどでも、他の人より早かったりします。

それじゃ、この東大生が頭がいいのかというと、けしてそうは思いません。普通だと思います。

ただ、クイズ慣れしていたり、クイズに回答するための知識があるということなのです。

なぜ早押しクイズに問題も全部読まれないうちに回答できるのか

東大生たちは、よく見ていると、問題文が全部読まれないうち、下手をすれば、問題文を数秒聞いただけで、早押しを正解を言い当てたりします。

これは問題を推測しているからできる芸当です。

クイズであれば、出題者はきっとこういった問題を出したいんだな、であれば、問題の最初のころにこのようなことを言っているのあれば、答えさせたい解答は、これかこれだなと最初の数秒でもう答えは2つか3つぐらいに絞っています。

そして、そのうちどちらかが確定できるような内容が読まれた瞬間に、早押しして答えているわけです。

ある意味、クイズに回答する要領が良いということになります。

これは、仕事や勉強をするときも同じです。

例えば、受験勉強や資格試験で、いろいろな物を覚えなくてはいけないとき、丸暗記していたら大変です。

そこで、賢い人は、どうしたら暗記する量を減らせるかを考えるのです。

暗記する量を減らすことができれば、そこを何度も反復できますし、記憶違いを起こす確率も減ってきます。

覚える内容を圧縮

賢い人は、覚える事項があるときに、その情報を圧縮することを考えます。

その方法が、『カタマリ』に分けて、『似ているもの』『ルール』を関連づけて情報を圧縮します。

でも、何でもかんでも『ルール』に当てはまるわけではないので、『例外』を許したうえで覚えていくのです。

さらに、できればそれを圧縮してしまうのです。

例えば、7桁の次の数字を覚えるとします。
『468-4816』

力技で丸暗記する方法もありますが、これを『468』と『4816』のカタマリに分け、
それぞれ『4』で始まるという共通点、似ているところを見つけ出します。

そして『468』は4から始まる偶数列、『4816』は、『4』を倍倍にしていった数字を並べたものというルールを見つけてしまえば、簡単に『468-4816』を覚えることができます。

さらに『468-4818』を覚える際、468』は4から始まる偶数列、『4816』は、『4』を倍倍にしていった数字を並べたもの、ただし最後の数字は8になるという例外を認めれば、それも覚えやすくなります。

買いものでもやっている

買い物で、次のような依頼をされたとします。

「鶏肉、じゃがいも、人参、たまねぎ、マッシルーム、たまご、ベーコン、豆腐」

最初から頭文字をとって、「と・じゃ・に・た・ま・た・べ・と」などと覚えてもいいのですが、もっと賢い方法があります。

これを、カレーライスの材料 + 目玉焼きの材料 + 豆腐(例外)として、カタマリで覚え、さらに例外を認めると覚えやすくなります。

さらに、カレーライス、目玉焼き、例外の豆腐を忘れないように、その頭文字をとって、カ(カレーライス)・メ(目玉焼き)・ト(豆腐)で『カメト』と覚えてしまえば、なかなか忘れることなく、メモもなしに買い物ができてしまいます。

最新情報をチェックしよう!