勉強というと、よしやるぞと机に向かって行うイメージがあり、机に向かう時間がなければ勉強時間が取れないと考えがちですが、勉強は歩きながらでもできるのです。
歩きながら勉強した二宮金次郎
勉強家の人物と言えば、小学校や塾の銅像にもなっている二宮金次郎が挙げられると思います。
二宮金次郎の銅像の姿からもわかるように、重い薪を背負いながら、歩きながら本を読んで勉強したということは有名です。
さすがに歩きながら勉強するのは危険かもしれませんが、電車やバスの中で、単語帳を覚えることで、勉強時間を捻出することができます。
また、こうして電車はバスの中で立って覚えた単語のほうが、より覚えているという経験をもつ人もいるかと思います。
家の中でも、机に向かって本とにらめっこするよりも、家の中を単語カード片手にブツブツと音読をしながら歩き回ることで、体の五感も刺激され、効率的に覚えられるものです。
無音の場所より雑音がある場所のほうが覚えやすい
勉強をして、物を覚えるとき、集中することが大切だというのはわかると思います。
そして集中するには余計な音は一切遮断された空間、つまり無音の空間のほうが効率が良いと考えがちですが、意外にもそうではないのです。
実際に、全く雑音がない無音状態になると、人は落ち着かなくなってしまう人もいます。
こうした人は、あえて多少雑音がある場所で勉強したほうが効率が上がるのです。
生活していると多少の雑音はあるものです。静かな環境でないと勉強できないと思い込まず、あまり気にしないほうがいいのかもしれません。
深夜周りがシーンとなっている所のほうが効率が上がるという人もいると思います。
そうした人は、もちろんあえて多少雑音がある場所に行く必要はありません。
音楽を聞きながらの勉強はオススメできない
音楽を聴きながらのほうが効率が上がるという人がいますが、あまりオススメできません。
特に日本語の歌詞が入っている曲になると、歌詞のほうが気になってしまったりして勉強に集中できなくなる可能性が高いでしょう。
外国の曲であれば、歌詞があってもそれが無意味な雑音にしか聞こえないかもしれませんが、やはり歌詞に気がいってしまって勉強の効率が下がってしまう可能性が高いでしょう。
バロック音楽などのクラッシック音楽や川のせせらぎのようなものであれば、α波が出て集中できるということが言われています。
もし、これで集中できるというのであれば、多いに利用してよいと思います。
ただ、習慣化してしまうと、バロック音楽や川のせせらぎがないと集中力が落ちてしまうというようなことがでてくるかもしれませんので、この辺は注意したほうが良いのかもしれません。