意外と難しい、勘違いをしている限定詞 | 賢脳トピックス

限定詞には、定冠詞のthe不定冠詞のa、an数量詞のsome、any、enoughなどがあります。
myやyour、his、her、its、theirといった代名詞や所有限定詞も限定詞になります。
さらには、this、that、these、thoseといった指示詞も限定詞の一種になります。

限定詞の大きなルール

限定詞は、名詞を限定する品詞ということで、形容詞とよく似ていますが、形容詞と違う点が1点あります。
それは、1つの名詞に対して限定詞は1つしか使えないということです。

例えば、美しくてセクシーな女の子たちといえば、beautiful sexy girlsとなり、形容詞はbeautifulとsexyの2つ使うことができます。

しかし、this my girl は間違いです。thisとmyというように限定詞を、girlという1つの名詞に対して一緒に使うのは誤った使い方になります。

また、可算名詞の単数形は、原則限定詞が必要になってきます。
girlではなく、a girlというように限定詞をつけるのです。

限定詞 a は1つに決まらない

a を訳せと言うと、多くの人が「1つの」などと言ったりします。
しかし、a は one とは違います。

oneの場合は、2じゃなくて1だよというような形で、1つであるという数量を際立たせます。
aは、1つに定まらない場合に用いられます。

He is a doctor. (彼は医者です。)

これは、彼は特定の医者ですということではなく、他にもたくさんいる「医者の中の1人」ということになります。

限定詞 the で1つに決まる

theは、1つに決まる場合に使います。

He is the doctor. (彼はその医者です。)

He is a doctor.から話が進んでいき、ある特定された医者だというときには、He is the doctor. になります。

限定詞 some は、いくつかのではない

some を訳せというと、「いくつかの」とする人もいると思いますが、someone(誰か)、somebody(誰か)、some time(いつか)、somewhere(どこか)といった具合に、someはほんやりとしてハッキリと分量を限定しない限定詞です。

訳しても差し支えないぼんやりとした内容がsomeです。

Get me some water. (水をとってきて)

水は具体的な量が限定されておらず、水をいくらかということになります。

限定詞 any は、someとは全く違う

any は、どれでも、誰でもというように選択の自由になります。
anybody(誰か)、anyone(誰か)、any time(いつでも)、anywhere(どこでも)というように、どれでもということになります。

He doesn't have any friends. (彼はどんな友達も持っていない ⇒彼は友達が全然いない)

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