知識偏重型の頭ではなく、考える頭を鍛える | 賢脳トピックス

受験勉強や資格試験では、大学に入学してこれから大学で学んでいくにはこのぐらいの基礎知識がなくては困る、この資格の資格者には最低限このぐらいの知識を持っていてもらわないと困るというものを試すのが目的になってくるので、どうしても知識偏重型のテストになりやすい部分は否めません。

しかし、企業の採用試験とかになると、ある程度は大学に入ったり、資格を持っていたりするなら、知識はあるということを前提に、問題解決能力、発想能力、地頭の能力などを問われたりします。

企業の採用試験の中では、いろいろユニークな問題があったりするので、いくつかご紹介しようかと思います。

嘘つきは泥棒のはじまり?

まずは第一問

『日本には「嘘つきは泥棒の始まり」という言葉がありますが、嘘つきの始まりであり、泥棒の終わりでもあるものは何か?』

トンチみたいな問題ですが、実際にこんな問題が出ることもあります。

特に難しい知識は必要なさそうなので、下手をすると小学生でもできそうな問題ですが、よくよく考えてみると結構悩んだりします。

実は、この問題、理系の人は特に悩んでしまったりする問題です。

論理的に考えると、えっ? 嘘つきの始まりって・・・ 嘘を最初についた時? それって何?

それが泥棒の終わりって? 捕まったから泥棒も終了ってこと?

詐欺泥棒を始めて働いて、そこから犯罪が始まり、逮捕されて終わったのだから、答えは『犯罪』?

このように考えてしまったりしますが、実は不正解です。

数学的な問題、理論的な問題が続いたあと、ひょこっとこんな問題が出されると、悩んでしまい変な答えになったりしますが、実はこの問題、小学生でもできる問題です。
「”うそつき”の始まり」であって
「”どろぼう”の終わり」

そう、答えは、『う』なのです。

この問題では、頭の柔らかさ、発想の転換などがテストされるというわけです。

終わり?始まり?いったい何?

それでは第二問

『永久の終わりであり、宇宙の始まりでもあるものは何か?』

いきなり、この問題を出されると頭を抱える人がほとんどだと思います。

これは哲学の問題か? などと悩んでしまったりしますが、第一問の後にこの問題が出されば、すぐに答えが出せるでしょう。

「”えいきゅう”の終わり」であって
「”うちゅう”の始まり」

そう、答えは、『う』です。

アキラとタケル、とっちが勝つ?

第三問目、いきます。

『アキラとタケルが50m走をしたところ、アキラがタケルに5mの差をつけて勝ちました。
そこで2人に適度なハンディをつけるために、アキラのスタート地点を5m後ろに下げて再度競争しました。
さて、この2回目の競争では、どちらが勝つでしょうか? (アキラとタケルが走るスピードは1回目と同じとして考える)』

今度は、ちゃんとした計算・理論問題です。

1回目の競争で、タケルが45m走る間、アキラは50m走ったことになります。

2回目の競争では、その差をもってアキラのスタート地点が5m後ろに下げられたのですが、タケルが本来のスタート地点からスタートして45m走ったところで、5m後ろからスタートしたアキラが50m走って追いつきます。

つまり、スタートから45mの地点で2人が並びます。

その後は、アキラの方が早いので、スタートから50mの地点では、アキラが先に到達することになるので、アキラが勝つことになります。

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