英単語は見出し語に集中して覚えよ | 賢脳トピックス

英語の辞書はもちろん、コンパクトにまとめられた英単語集でも、単語の意味(日本語)の部分を見ると、複数の意味が載っていることが多いと思います。

これを一度にすべて覚えようとすると大変な労力になってしまいます。

1語1訳の学習法が主流

最近では、書籍やいろいろなサイトで英単語を覚える方法がいくつも紹介されていますが、まずは1つの英単語について1つの訳をどんどん覚えていきなさいと推奨するものが多くなっています。
例えば、『百式英単語 最速インプット⇒2023』『1単語1秒で60回復習する 1分間英単語1600』などがあります。

これらで推奨されている1語1訳でどんどん繰り返し覚えていくということは、やはりオススメです。

英単語帳に記載されたいろいろな意味

多くの英単語帳では、開いてみると1つの単語にいろいろな意味が記載されています。

受験生がよく使う英単語のバイブル的存在でもある『DUO3.0』をみても、いろいろと細かく載っています。

edition (名)(C) (本などの)版(version)
  edit... (動)...を編集する
   editorial (名)(新聞などの)社説[解説]
       (形) 編集の...、社説[解説]の...
   editor (名)(C) 編集者

この場合は、主には派生語がいくつも載っていて、さらに複数の意味が記載されていたりします。
さらには反意語や同意語などが記載されている場合もあります。

見出し語の意味だけでも覚えるのは大変

記憶力に自信がある人、時間がたっぷりある人ならともかく、多くの人は限られた時間で見出し語の意味を覚えるだけでも精一杯になってくると思います。

意識して見ないようにする必要はありませんが、最初のうちは覚えようとせず、目に入ってきても「こんな意味もあるんだな」程度で良いと思います。

見出し語については、例文が載っているかもしれませんが、それ以外の意味ではあまり例文は載っていませんのでイメージがつきにくいということもあります。

英単語をまずは目で見て覚えて、その次に英文をリスニングの練習のためにも読んだり聞いたりしますが、そのときに「知っている単語だけど、知っている意味とは違うな」という時、単語帳なり辞書なりを調べて、「こんな意味もあったんだ」と派生語を覚えていけばいいでしょう。

日本語訳を覚えすぎてしまうと日本語にこだわるクセがついてしまう

英単語帳の日本語訳には、似たような意味の訳もたくさん載っています。
これらは、別に全て覚えなくても、単語の意味のコアな部分をおさえておけばいいのです。

そして英文を読んでいく中で、見出し語で覚えた訳ではぴったりこないけど、コアな意味からしてこの日本語で訳そうということで十分です。

ただし、コアな部分からは想像もつかないくらい意味が違うものもあるので、こうしたものは覚えていくとよいでしょう。

例えば、run は一般的には「走る」という意味がありますが、この訳からはとうてい「経営する」という意味は連想できません。
こういう場合は、しっかりと追加で意味を覚えていけばいいでしょう。

『DUO3.0』のCD版

『DUO3.0』にはCD版が用意されています。

ゆっくりスピードとノーマルスピードが収録されている基礎用と、ノーマルスピードのみ収録されている復習用があります。

はじめのうちは、ノーマルスピードだけでは速く感じるので、「基礎用」がオススメです。

テキストを見ながら音声を聞き、音声を止めて、日本語訳から全体をイメージし、その中でさらに知らない単語があればその単語を個別にイメージしていくとよいでしょう。



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