コンピューターの時代になり、個人個人がパソコンやスマホを持つようになった時代、わからないことがあれば、すぐにGoogleで検索というような時代になりました。
最近ではAIの台頭により、仕事や働き方まで変わってきて、AIに職を奪われてしまうなんていうこともでてきています。
AIの時代、覚えるのはAIに任せておけばいい?
はっきり言って、物事を大量に正確に記憶するという点から言うと、人間はコンピューター・AIに全然及びません。
コンピューターなら大量のデーターをいくらでも記憶させることができますし、膨大なデータやパターンの中から、必要なデーターを一瞬のうちに検索して提示してくれます。
しかも人間と違って、入力さえきちんとしておけば、覚え間違いなんていうこともありません。
こんなに、記憶力にすぐれたコンピューター・AI時代、記憶しておくべきことはAIに任せておけばいいじゃないか、人間は記憶力を鍛える必要があるのだろうかという疑問がでてきます。
AIの時代だからこそ、記憶力が必要
AI時代になると、膨大な量の情報が飛び交うようになります。
そうしてものをうまく処理して、AIを使いこなすという意味からも、次々とスピードをあげて変化していく時代についていくためにも、いろいろなことを習得しなければいけません。
AIもうまく使いこなせなければいけませんし、使いこなすときにより多くの知識があったほうが、より適切にAIを使いこなすことができます。
そして新しいことを習得する上で、記憶力が高いことはとても有利に働くということは言うまでもありません。
つまりAI時代だからこそ、記憶力がものをいうと言ってもいいかもしれません、
記憶力に劣等感をもってはいけない
人間は、自分の記憶力に劣等感を持つべきではありません。
なぜならば、自分の記憶力に対して劣等感をもっていると、心に大きな影響を及ぼしてしまうからです。
人間は、意外にも「頭が悪い」という言葉に対して、過剰に反応してしまうものなのです。
「足が遅い」とか「歌が上手じゃない」ということで日常ずっと劣等感を持っている人は少ないですが、「頭が悪い」ということに対して劣等感を持つと、様々なシーンで行動を躊躇してしまうことになります。
「自分は頭が悪い……」「頭が悪いから憶えられない……」と思っていると、それが自己暗示になり、勉強しても本当に頭に入ってこなくなったり、苦手意識が生まれたり、できない前提で物事を考えたりしてしまいます。
だからこそ、記憶力を鍛えて、自分の記憶力に自信を持つことが大切なのです。
記憶力を鍛えるエクササイズ
誰にも簡単にできる記憶力を鍛えるエクササイズがあります。
人間の記憶は、視覚による部分が大きく、またうまくイメージできたものは、脳の記憶に残りやすいのです。
そこでイメージ化がうまくできるようになるためのエクササイズをすればよいのです。
イメージ化は、脳を十分に動かすために、記憶力を高めるためにも、コミュニケーション力を磨くためにも大切です。
イメージ力を高める方法
記憶力を高めるべき、イメージ力を高める方法をご紹介します。
この方法は、いつでもどこでも簡単にできるので、是非やってみてください。
- 目の前の風景を、カメラで撮影するように場所を切り取って目に焼き付けます。
- 目に焼き付けたら、目を閉じて、今焼きつけた風景を思い返します。するとはっきりと見える部分とぼんやりしている部分がでてくるので、それを見極めます。
- 見極めたら、ぼんやりしている部分を意識しながら目を開けて、同じ風景を見ます。
- これを繰り返し、ぼんやりしている部分をすべてクリアにしていきます。
すると次第に自分の心の中で、絵画のように目の前の風景があらわれるようになる。
この訓練をすると、視覚からの情報量が増え、さまざまなイメージ力のストックになっていき、1日に5分ほど訓練していれば、あらゆるものがカラーではっきりと浮かぶようになってきます。