人はよくファーストインプレッションということを言いますが、まさに第一印象は非常に大事です。

私たち人間は、学校においても職場においても、地域においても、人の付き合いにおいて良い人間関係が築けたほうが良いに決まっています。
現代の日本で生きていくならば、本当に仙人となって山奥で一人で暮らすというのでもなければ、否応なしでも人と会わなければなりません。

そしてどうせ会うのであれば、自分に対して良い印象を持ってもらうにこしたことはないでしょう。
別に人に好かれなくてもいいし、どう思われたって知ったこっちゃない、俺様は俺様だ!という人もいるでしょうが、人間の行動を動かすのは理性や論理ではなく、感情によるところが大きいのです。
一番偉い人であれば、俺様は俺様で通るでしょうが、そうでない場合は、損する場合も多くなってくるでしょう。

例えば、お饅頭が1個余っていたとして、このお饅頭誰かにあげようと思ったとき、近くに良い印象を持っている人と、悪い印象を持っている人がいるとしたら、大抵の人間は、良い印象を持っている人にお饅頭をあげるでしょう。

まあお饅頭は例としては少し悪かったかもしれませんが、要するに良い印象を持った人に便宜を図るのが人間です。

お饅頭1個で済めばよいのですが、これが職場とかになると周りの協力ということもありますし評価もあります。
例えばあなたに好きな部下と嫌いな部下の2人がいて、あまり役に立たない嫌な仕事をどちらかにやってもらう必要がでてきたとき、多くの人は、その嫌な仕事を自分が嫌いな、あるいはあまり好きではない部下のようにやらすのではないでしょうか。

人間なんて、よほどの聖人でもないかぎり、自分が一番かわいい、その次は自分の身内、次に仲が良い仲間と、優先順位をつけるものです。
であるならば、俺様は俺様でもいいやという人は別として、他人に良い印象を持ってもらっておくにこしたことはないのです。

第一印象は本当に大事

よく第一印象は大事っていうけど、そこまで気にすることはないんじゃないの? 
あとからいくらでも挽回できるし、最初の印象が悪いと、あとは上がっていくだけだから気が楽じゃん! という考え方もあります。
確かに一理あります。

でもあとでイメージを変えていけばいいじゃないかということですが、実は人間は最初に与えられた印象に強く影響するのです。
心理学的には、これを初頭効果と言うのですが、こうした用語があるくらい重要なポイントになっています。

スリーセット理論というものもあり、これは相手に対する印象は、第一印象をベースとして、3回会う間に決まってしまうというものです。

人間は相手に対して何らかの印象をもつと、それをふまえて相手を見るようになるのです。したがって印象が固定化しやすい傾向にあります。
そして一度固定した印象は、そう簡単にはくつがえられないのです。

例えば、目の前にいる初対面の人に、良い印象を持ったとすると、相手に対する警戒心が薄れリラックスして接するようになります。
そうするとそれが空いてにも伝わり、相手もあなたに対して好印象を抱き、良い反応を返してきます。
するとますます、やっぱり良い人だということになっていくのです。

片方が相手に対して良くない印象をもったり、近寄りがたいという印象をもてば、お互いによい印象を持ちづらくなってしまうのです。