人は気分によって受け止め方が違ってくる | 薬剤師トピックス

よく、あの部長は午前中は機嫌が悪いから、話をするんだったらランチ食べたあとちょっと眠くなるような時間帯、午後の1時~2時ごろがいいぞなんていう会話があったりします。

このように同じ話をするにしても、相手の状態を読んでタイミングよく話をすることで相手への印象や相手の受け止め方がガラリと変わってしまうものです。

やっぱり人間は感情の動物

相手が機械やロボットであれば、いつも対応が同じなのでしょうが、相手が人間となるとそうはいきません。、
実際に、相手に対してどのような気持ちや感情を持つかは、本人のそのときの状態や心模様が大きく関係してきます。

人間は、気分が良い時に会った人には好意的な感情を抱きやすく、逆に不快な気分の時に会った人は、たとえ相手に非がなくてもイライラしてしまったりします。

感情一致効果

心理学の用語に『感情一致効果』というものがあります。
これはどういうものかというと、人間は無意識に自分の感情と一致した情報ばかりを集めようとする傾向があるというものです。

どういうことかというと、例えば、何かを言われて傷ついていたり、心配事があったとします。このようなときは気持ちがマイナスに傾いていて、周囲のこともマイナスに受け止めやすくなるのです。
また、やたらに周りの状況に神経質になったりします。

普段は気にもしないことが気になったり目につきやすくなっていたら、自分自身の感情の変化に原因があるのかもしれません。

相手に好印象を与えたいときは、相手の調子を考えて

ビジネスで取引先の人に会いたいというようなときは、相手に好印象を与えたい、相手から高評価をもらいたいと思うでしょう。
それにあは、相手の調子を考えると良いでしょう。

相手がどんな時に好調で気分がいいのか、どんな空間にいるといい気分になれるのかというのが大切です。
おいしいランチを食べながらの商談、相手の趣味のゴルフをやりながら雑談をするなどというのは、相手が心地よい空間にいるときのほうが、好印象を持ってもらいやすいからです。

例えば、応接室に相手を招いて話すときは、その応接室の室温や、椅子の座り心地などによっても、あなたに対する印象が変わってくるかもしれません。

人に会う前にテンションをあげておく

人に会う前には、自分なりに気分を上げておくとよいでしょう。
テンションを上げるというと、気分をハイにというイメージもありますが、そこまでするという意味ではなく、暗く沈んだような気分や、ネガティブな気分で相手に会うと、それが相手に伝わってしまうため、そういうことがないように、気分を上げて会いましょうということです。

気分を上げておくことで、感情一致効果により、ポジティブな環境で相手と接することができるため、相手にもポジティブな印象を与えることができますし、相手もそれに対して良い反応を返してくれます。

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