人間は使うボキャブラリーによって知的レベルを判断される | 薬剤師トピックス

人はよく第一印象が大切だといようなことを言われます。

ビジネスの世界においても、いろいろと付き合わなければいけない人がでてきますが、そういった人たちの性格や考え方、趣味や教養といったものを知りたいと思うのが人の常です。

そして、そのような個人の人柄や知性を図る目安にされるのが、その人が使いこなしているボキャブラリー、つまり語彙力になります。

見た目は大事と言うけれど

第一印象が大事だからと、きちんとしたスーツを身にまとい、丁寧に髪をクシでとかして、靴はピカピカに磨くという人もいると思います。

しかし、人がその人の知性や教養をみるとき、身だしなみよりは、その人との会話の中に出てくるボキャブラリーなどで判断しているものです。

もちろん、きちんとしたスーツなどで身だしなみがきちんとしている方がいいのですが、そうしたきちんとしたスーツ姿でいても、「ヤバイ」とか「ダサい」とか「ウザイ」というような言葉を使っていたら、知性や品位がない人だなと判断されかねません。

一方、不潔な格好やだらしない格好は論外ですが、普段着などで一見軽薄そうな印象を外見から与えてしまっても、「ご足労いただき、ありがとうございます。」ときちんと挨拶されたりすると、この人は知性や品格がある人だと一目を置かれたりもします。

多くしたい言葉の引き出し

ボキャブラリーが豊富ということは、言葉の引き出しをたくさん持っていることにつながります。

例えば、お腹が空いているとき、ボキャブラリーが少ない小さな子供であれば、「お腹がすいた」ぐらいしか言えません。

ところが、大人になると、「小腹がすいたな」、「なんかよっと口寂しいんだよな」、「さっきからお腹鳴ってるんだよ」、「もうお腹と背中がくっついちゃうぐらい腹ペコだよ」というようにいろいろな表現をします。

いつも「お腹がすいた」というように単調にならないばかりでなく、どのぐらいすいているのかというような細かいニュアンスも相手に伝えることができるようになるのです。

ボキャブラリーが少ないと、話しが単調になるだけでなく、誰に対しても決まりきった話し方になってしまうので、聞き手の関心事や知識レベルに合わせて言葉を選べないため、理解や共感を得にくくなってしまいます。

ボキャブラリーを増やすには

ボキャブラリーを増やし、自由に使いこなせるようになるには、言葉に対する感受性を磨き、新しい表現を取り入れる努力が必要になってきます。

言葉を貪欲に吸収し、何度も繰り返し使うしかないのです。

読書でもいですし、パソコンなどでニュースや人気のあるブログなどをみて、新鮮な文章力を学んでも良いでしょう。

最近では、ボキャブラリーを増やすために、知的にみせるためのボキャブラリー集みたいな本も販売されていますが、そういったものを虎の巻みたいにして使っても良いでしょう。

わからない言葉や気になる言葉の使い方があったら、その都度調べるようにして、一歩一歩進んでいくしかありません。

最近では、『日本語ボキャブラリーテスト』みたいなサイトもあるので、やってみても面白いかもしれません。

<参考:『日本語ボキャブラリーテスト』 https://www.arealme.com/japanese-vocabulary-size-test/ja/

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