新年度ということで4月から新たな環境になった人もいると思いますが、5月もゴールデンウィークを明けると、本来であればようやく新しい環境にも慣れ、仕事でも基本的なことは覚え、これから本格始動という人も多いかと思います。
人それぞれの職場の人間関係
しかし中には、新しい環境になじめずに悩んでいる人もいるかと思います。
特に、仕事は職場の人間関係が8割と言う人もいるくらい、職場での人間関係は仕事に対するモチベーションにもつながってきたりして、けっしておろそかにできることではありません。
人間、2人集まればケンカがはじまり、3人集まれば派閥ができるというくらい、100%相思相愛といった人間関係は難しいでしょう。ましてや家族や恋人でもない他人であればなおさらでしょう。
だからこそ、多くの人は職場に苦手な人がいるとか、嫌いな人がいるとか、嫌いまではいかなくてもあの人のことはどうも好きになれないという人が出てきてしまうのです。
仕事をしていくにあたる人間関係
仕事をしていけば、特殊な場合をのぞき、大抵他人と接触します。
同じ職場の上司、同僚、部下、取引先などさまざまです。
できれば、これらの人たちとうまくやっていければ、それにこしたことはありません。
しかし、どうしても、
苦手な人がいて、どうしたらうまくいくのだろうか
嫌いな人が職場にいて、どうしたら好きになることができるのだろうか
といった悩みがあるものです。
人間関係を改善するコツとは
人間関係で悩んだときに、それを改善するためにはコツがあります。
好きになろうとしなくてもOK
嫌いな人ほど好きになろうと努力する人がいますが、人間は嫌いな人をそうそう好きになれるものではありません。
好きになれないことで、逆に自分を責めてしまったりし、さらに相手が苦手になってしまい逆効果です。
苦手な相手ほど接触回数を
誰でも苦手だなと思う人は、自然と無意識のうちになるべく会わないようにしようとしてしまうところがあります。
しかし、人間は何度も繰り返して会っているうちに、その相手に対して好意が出てきたりするものです、
ザイアンスの法則(単純接触効果)というものが心理学的に言われています。これは、米国の心理学者であるロバート・ザイアンスが提唱した法則で、接触回数を増やすことによって、相手のさまざまな面が見えてくるようになり関係が改善しやすくなるというものです。
こちらの感情は相手の感情に影響を与える
他人と会っているとき、相手が自分に対して好意を持っているのかそうでないのかといった感情を感じることがあります。
人間はこうした能力をもっているのです。だからこそ、人間は共感したりすることができるのです。
こちらが相手に対して苦手だなと思っていれば、自然とそれが相手にも伝わってしまう可能性があります。
苦手だなと思いながら接触していると、相手は
なんとなく避けられているのかな・・・
と思ったりします、
だからこそ、意てが自分のことを嫌っているなと感じた場合は、相手を嫌うようになります。
これの逆もあります。
好意的なことをしてくれた相手に対しては、何かお返しをしなくちゃ、何かしてあげたいなという気持ちになるものです、
相手からの好意を待つのではなく、自分から相手に好意を向けてみると良いかもしれません。
苦手な人に好意を向けることはたいへんかもしれませんが、接触回数を増やし、好意を向け続けていれば、人間関係が良くなる確率が高くなっていくものです。