人間関係は、気を遣うのではなく、気を配ること | 薬剤師トピックス

職場に行くと、しょっちゅう理不尽に怒ってばかりいる人、手柄を横取りする卑怯な人などいたりします。

それが自分の上司だったとしたら、もう職場に行くこと自体がストレスになってしまうかもしれません。

部下に無関心で自分の出世しか考えていなかったり、無能な上司だったり、いろいろです。

自分とは合わないというように、自分との相性だと考えてしまうこともあるかもしれません。

しかし、働きかけによっては、どんな人でも変わる可能性があります。

気を遣うとはどういうこと?

上司を変えるためには、働きかけることが必要です。

必要といっても、上司に気を遣うということではありません。

「気を遣う」ということは、自分が相手にどう思われるのかを気にしてビクビクしていることが多いもので、こういうことは相手も察知し、負担に思ってしまいます。

ではどうしたら良いのかというと、「気を利かせる」のです。

「気を利かせる」ということは、相手が今、何を望んでいるかを敏感に察知して、それに応える努力をすることです。

つまり「気を利かせる」には観察眼が必要になってきます。

「気を遣う」ことと「気を利かせる」ことの違いは、自分中心に考えているのか、相手中心に考えているのかの違いになります。

地雷を踏むな

人間関係において、これは言ってはいけないというNGワード、いわゆる地雷があります。

その地雷を踏んでしまうと、今まで穏やかにニコニコ話していた相手が、いきなり烈火のごとく怒りだすということだってありえます。

人間誰にでも、これをされたら許せないという、地雷のようなポイントがあるものです。

普段から「気を利かせて」、この人は何をすれば喜ぶのか、何をいえばプライドが傷ついて怒るのか、それこそ観察眼が重要になってきます。

地雷さえ踏まなければ、少なくとも、許せないということにはならず、仲良くできるのです。

もちろん地雷は人によって違うので、そこが難しいのです。

少しばかり気を配ってみる

「気を配る」とは、気を遣うこととは違い、読んで字のごとくエネルギーを配るということになります。

漢方では、気・血・水の概念がありますが、気はいわばエネルギーにあたるようなものです。

わかりやすく言うと、「私はあなたのことをちゃんと考えていますよ」ということが、相手にわかるように行動で示すことになります。

具体的には、例えば相手が困っているとしたら、「自分にできることはないか」と声をかけてみることになります。

気を配ることで、周囲の人たちとプラスのコミュニケーションを取ることができる可能性が上がってきます。

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