世の中で成功をおさめている人の多くは、時間管理がしっかりしていて、時間の使い方が上手い。
あなたならどうする? 来週のスケジュール
今から、もしもの話しをしてみましょう。
もしも、今、あなたの来週のスケジュールがまるまる空白になっていたとしましょう。
そこへ、A君が1時間のミーティングをしたいので都合のいい日時を言ってくれと言いました。
さて、あなたなら、A君が時間調整をしてきたミーティング、いつに入れるでしょうか。
こういうものに、正解というものはないのですが、時間を有効に使いたいのであれば、月曜日の朝一、つまり9:00~10:00が良いでしょう。
さあ、予定が決まったところ、しばらくするとBさんがやってきて、さらに1時間の別の会議予約を入れるようにお願いされました。
さて、どうでしょうか。
時間を有効に使いたい人は、月曜日のA君のミーティングの後、つまり月曜日の10:00~11:00に入れるのが良いでしょう。
もし、それができないのであれば、金曜日の16:00~17:00が良いでしょう。
時間の有効活用をするためのブロッキングとは
なぜ、こんな話しをするかというと、自分の自由な時間を長く確保するためです。
月曜日の午前中にミーティングを集中させてしまえば、火曜日から金曜日までは自由に時間が使えます。
第二候補として金曜日の終業間際にミーティングを入れたのも、同じ理由です。
このように、スケジュールを組むときに、何もスケジューリングされていない時間のブロックをできるだけ長くとるように設定するのがブロッキングです。
もちろん、あなたが会社の中で自分で自由にミーティングのスケジュールを決められるような地位であれば、こういったことができるでしょうが、たいていの場合はそうでないでしょう。
しかし、これは何も会社のミーティングだけに限ったことではありません。
例えば、会社が終わって、自分の時間になり、いかに自分の時間を有効活用するかといった場合にも応用がきくのです。
勉強も仕事も、波に乗ったときが一番いい仕事もできるし効率もあがります。
よく、勉強や仕事の途中で中断をしてしまうと、中断が終わってはじめたとき、それまでやっていたことが思い出せなかったり、思考が中断していてすごく効率が悪いと思ったことはないでしょうか。
だから、勉強や仕事のためには、なるべくまとまった時間を残しておいて、それを自由に使えるようにしておくことが大切です。
タイムマネジメントで著名なハイラム・スミスは次のような言葉を残しています。
中断から回復するのに必要な時間は、その中断の時間よりも長い
さすがに、これは言い過ぎなのかもしれませんが、確かに思考の中断は非常に効率が悪いということは、経験があるかと思います。
勉強や仕事のスケジュールを組むときも、なるべく、他のスケジュールに邪魔されない時間のブロックを、長く取るようにすることがポイントになります。