声で性格がわかる? | 薬剤師トピックス

ケメンと言えば、ルックスが良い人になりますが、最近では声が魅力的な人のことを『イケボ』と言ったりします。
人は相手を見たとき、視覚的に第一印象を感じますが、視覚以外にも聴覚も相手に対して強い印象を与えます。

例えば、眼鏡をかけて白衣を着ている人をみると知的なイメージから落ち着いた低い声を連想し、ボーイッシュで野球帽をかぶっているようだと低めで力強い声であったりハスキーな声であると連想し、かわいらしいドレスを着ていたりすると高めのかわいい声を連想したりします。少なくとも、イメージとしてそんな声が似会いそうというのはあると思います。

ときどき、そうしたイメージとは反対に、かわいらしいドレスを着ている女の子が低い声でしゃべっていたりするとギャップを感じて印象に残ったりします。

人は声によって受ける印象が違ってくる

わかりやすい例でいうと、売れた曲などは複数のアーティストがカバーして歌っていたりします。
そうすると、オリジナルなアティストが歌っているのとみんなそれぞれ同じ曲なのに、歌っている人が違うと受ける印象が違ってきます。
この受ける印象の違いは、もちろんアーティストの歌い方による部分もあると思いますが、もともとの声に大きく影響しています。

同じ内容を話していても、ちょっと自分が苦手だなという声質の人だと不快に感じたりする場合もあります。
人は、ルックスで好き嫌いがあるのと同様に、声に対しても好き嫌いがあります。

声によって性格が判断できる

実は、声を聞くと性格がある程度判断できます。

テレビアニメなどを見ていると多くの声優さんが活躍していますが、同じ声優さんでも役によって声質を変えています。
善人を演じるときと、悪人を演じるときでは声質が違ってきます。
さらに、声優でもどちらかというと悪人を演じることが多い声優さんは、そういった役回りのキャラ担当になることが多いでしょう。
その声優さんの声質が悪人っぽい性格のキャラに合っているからです。

人の声質は、声帯の形や唇の形で決まってきます。つまり顔と同じで、声質も生まれつき決まっているのです。
声質で性格がわかるというと、なんか生まれたときから性格が決まってしまっているのかと思うかもしれませんが、声が与える印象は、声質に加えてアクセントや口調も加わった全体として印象を与えるのです。

当然、怒っていれば口調が荒くなってきますし、傲慢な人であればそれがしゃべり方に出てくるものです。
自信がない人は自信がある人に比べて声が小さくなります。

声優さんの役回りのように意識すれば口調やしゃべり方はコントロールできますが、無意識に話しているとどうしてもその時の自分の感情や気分、傲慢であるとか自信がないとかいう性格が、しゃべり方やアクセント、口調も含めた声質に出やすいのです。

声質によって相手に与える印象

声質により与える印象としては、次のようなことが言われています。
音域が高い男性 = 優しく美的
音域が高い女性 = 明るく外交的
はっきりした声で話す男性 = 生き生きとしていて高慢
はっきりした声で話す女性 = 活発だがユーモアがない
緊張した声で話す男性 = 年長者で頑固
緊張した声で話す女性 = 若くて感情が表に出ている

同じような声質でも男性と女性では受け取られ方が違てきますし、同性同士、異性同士でも受け取られ方が変わってきます。

声質は生まれつきでも、アクセントや口調、しゃべり方は生まれつきではない

声質は変えられなくても、アクセントや口調は変えられます。
声質は相手に与える印象が大きいのですが、声質は生まれつきのものです。
しかし、しゃべり方、アクセント、口調によって印象は変わってきます。
普段は悪役を多くやっている声優さんも、ときには善人の役をやったりするのも、アクセントやしゃべり方、口調をそれなりに役に合わせて作ることで、善人キャラの印象を与えることができるのです。

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