恋愛において、テクニカルなテクニックを使うとか、心理的な手法で気をひくといったことは邪道だという人もいるかもしれませんが、GETしたい相手との距離を縮められる確率が高いことは、倫理的に反することでなければ何でもやりたいと思う人もいるでしょう。
今回ご紹介する『ウィンザー効果』とは心理的な手法で、あなたが好意をもっている相手にもっと近づきたいとき、距離を縮めたいときに大きな効力を発揮します。
信頼性を高めるウィンザー効果
ウィンザー効果とは、心理学の理論で、第三者から伝えられた情報のほうが信頼性が増して、影響力が大きくなるというものです。
これは、Amazon や楽天での商品に対する評価蘭であったり、SNSでのコメントなどもある意味そうかもしれません。
例えば、あなたが何か買おうと店に行って、店員さんやメーカーの人にいろいろと説明をしてもらったとします。
話を聞いて、それでも念のためといって家に帰り、ネットでその商品の口コミ情報を調べたり、同じものを買った友達がいたら、その友達に話を聞いたりすることがあると思います。
その時、店で丁寧に説明してくれた店員さんやメーカーさんの説明よりも、友達の意見やインターネットでの口コミの書き込みを信じるという人が多いのではないでしょうか。
店員やメーカーの人は、その商品を売りたいがために、どこかデメリットをあまり言わなかったり、メリットを大きく誇張して言っているのではないかと無意識のうちにも考えてしまったりしているのかもしれません。
一方、口コミや友達の意見は、そういった利害関係がなく、第三者の意見としての情報なので、より信頼性が増し、影響力が大きくなるのです。
恋愛にも応用できるウィンザー効果

人間を物(商品)に喩えるのはどうかとも思いますが、そのような考え方をすれば、恋愛にもこのウィンザー効果が応用できるということになります。
あなたという商品を、いかによく知ってもらうか、売り込んでもらうかということが考えた時、あなた自身がアピールするよりも、例えば共通の友達からの誉め言葉が効いてくるのです。
相手は、あなたをじっと観察していて、あなたの良さに気づいているかもしれません。
ところが、共通の友達からあなたについて、あなたの良さを相手が聞かされたら、相手はさらにあなたに好意を抱くことになるでしょう。
「あの人は、ありげなく気配りができるんだよね」とか「私が病気のとき献身的にフォローしてくれたんだよ」というような話を聞くと、あなたへの好感度がグッとアップすること間違いないでしょう。
あなたを観察していて、あなたの良さを相手が理解していたとしても、その第三者の後押しで、自分の見方は間違っていなかったんだという確信へと変わっていくことでしょう。
もちろん、あなた自身が、そういう人間であることが大前提なのかもしれませんが。
本音をうわさ話として伝える
中には、自分の本音をうわさ話として伝える人がいます。
「ねぇねぇ、こんな話を聞いたんだけどさ・・・」といって、実はその内容がその人の隠れた本音だったりすることは往々にしてあります。
こんな形でうわさ話を話している人をみかけたとき、もしかして、この人の本音かも? と思って聞いてみるのも面白いのかもしれません。