恋愛依存症のリスク | 薬剤師トピックス

恋は盲目というのはよく言ったもので、恋愛も最初のころはお互いにラブラブで幸せですが、こういった時期はお互いのこと以外は目に入らないため、もしどちらかが依存していてもなかなか気づかないもので、それがさらに深みにはまってしまうことにつながります。

恋愛依存は、深みにはまってしまうと、せっかくお付き合いできたとしてもそれがどんどん泥沼化していってしまうリスクもはらんでいます。

なんでも相手に合わせようとするのは危険

恋愛といっても、正常な関係というのはお互いがフィフティ-フィフティ、つまり同格である状態だと思います。

人の幸せはそれ人それぞれなので、強制されるものではありませんが、どちらかがどちらかに依存しきっている状態は、一般的に言うとあまり長く続かなかったり、破綻が起きやすい関係とも言えます。

例えば、恋愛中の男女で、すべてが相手の時間中心になってしまっている人がいるかもしれません。

確かに、恋愛中は愛する相手への想いがあふれていて、誰でも多少なりともこうしたことはあると思いますが、それがあまりにも極端になりすぎると、これはもう『恋愛依存症』と言われる状態かもしれません。

恋愛相手のために、仕事はおそろかになり、仕事の予定まで変更してしまったり、私生活のすべてが相手のためにというような状態になってしまっていると、尽くす恋愛対象がいなくなると無力感に襲われてしまう危険もあります。

なんでも相手に合わせてようとしてしまう原因の一つに、嫌われてしまうのではないだろうか、見捨てられてしまうのではないだろうかという不安感があります。

それが故に、相手の要求に異常なほど従順になってしまい、しまいには「相手あってこその自分」というところまでいってしまいます。

こうなってしまうと、完全に依存心ありすぎの状態で、自分の無価値観も大きくなってしまいます。

もっと私を見て!

恋愛相手に、「もっと私を見て!」という欲求を強くする人がいます。

こうした欲求は、自己肯定感が低いために、相手に認めてもらいたい一心で恋愛をしているから怒ったりします。

恋愛は、相手を愛することであり、それだからこそ相手を認め受け入れる必要がありますが、自分だけを認めてほしいという気持ちだけを求めている人は、恋愛依存症のリスクが高井と言えます。

これとは逆に、意外ともいえる人が、恋愛依存症に陥りやすいケースもあります。
それが志が強い頑張り屋さんです。

自己努力の果てに頼る先が恋愛ということになり、はまっていってしまうそうです。

共依存

自己否定感や相手に見捨てられる不安などが、人間関係や行動に影響を与えている状態を『共依存』と言います。

常に怒りや悲しみ、不安に振り回されている身近な人と接するうちに、自分も感情や行動に大きな影響を受けてしまいます。身近な人となんとかうまくやろうと努力した結果、本来の健康な自分をなくしてしまうのが共依存になります。

あてはまりそうな人は、注意してみてください。

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