商品が売れるということは、その商品と購入ターゲットが一致することが大切です。
どんなに優れた商品でも、それを必要としない人にいくら宣伝広告しても、猫に小判、豚に真珠です。
本当に欲しいターゲットをみつける
商品を売るときに、いろいろと戦略を考えるマーケティングでは、まずその商品を売る相手、つまりターゲットの設定を行います。
つまり、どのような人に売るのかということで、架空の代表的なお客様を設定します。
この設定されたお客様、つまりニーズがある客の代表的なモデルは、ペルソナと呼ばれ、よくマーケティングや広告関連の本にも出てきます。
例えば、ペルソナは、「東京都港区に在住の40代主婦」となると、そのニーズや特徴をつかんでいくことが大切になってきます。
東京のど真ん中に住んでいるアラフォー世代の女性、どんなライフスタイルで、どんな価値観を持っているのか。
お金に対する金銭感覚や夢は何なんだろう、どんな時に嬉しいと喜んで、どんなことに悩んでいるのかを想像してみることが大切です。
徹底的にペルソナを磨く
言葉や字面では、『ペルソナ』と書けば済みますが、実際にマーケティングに応用するのはそんな簡単なことではありません。
中途半端なパルソナだと商品が全く売れなかったりします。
ペルソナ、つまりターゲットとなる人たちと、できるだけ会話したり、時間を共有することが大切です。
いつも男同士で飲み屋しかいかない男性が、若い女性にささる商品開発や宣伝広告をしようとしても、さすがに無理があります。
なるべく、ターゲット層となる人達と同じセンス、生活様式などを理解していないと、いつまでたってもうまくいかないでしょう。
ターゲット層の「不」に注目
ターゲット層が決まったら、そのターゲット層のニーズをいかに拾い上げ、それに響く広告をするかが成功のカギになってきます。
ターゲット層のニーズは『不』に注目していくと良いでしょう。
不安、不快、不安、不便、不具合、不自由。不平、不足、不信、不公平、不人気、不出来、不合格、不安定、不利益、不安定。。。
例えば、ターゲットとして近視用のメガネを買う人であれば、
目が疲れる(不快・不健康)
首や肩が凝る(不快・不健康)
遠くがぼんやりして見えにくい(不便)
デザイン的にもう少しカッコいいのがいい(不満)
これから、目が疲れないメガネ、おしゃれなデザインのメガネがニーズとなってきているのがわかります。
運動している人をターゲットとするのであれば
運動中メガネがズレ落ちてきてしまう(不満)
といったものがでてきます。