あなたは、アゴとヒジくっつきますか? | 薬剤師トピックス

アゴとヒジがくっつくかだって?
そんなことして何の意味があるんだよ。 暇人なのか?
そんなことどうだていいや。。。
そもそもくっつく人っているの?

などと言われてしまいそうですね。

身体が柔らかいと?

さて、ところで、あなたはアゴとヒジ、くっつけるのに挑戦しましたか?
結果は聞きませんw わかっていますから。

でも、世の中には身体がとても柔らかい人がいます。驚異的に柔らかい人。
まるで軟体動物かと思うくらいにくにゃくにゃ柔らかい人もいます。
そういう人ならもしかしたら、できるのでは・・・

私は、体操をやってるし、前屈だって手の平を床にべったりとつけることができるし、身体の柔らかさには自信があるわという人もいるかと思います。
あるいは、アントニオ猪木さんのように、アゴが長いという人もいます。
自分はアゴが長いから、その分、アゴとヒジをくっつける場合有利だというわけです。

しかし、そういう人達でさえ、

うううっ・・・  ムカツクぅーーー
なんでよ、こんな近いのにくっつかないのよ!

という具合になってしまいます。

そう、どんなに身体が柔らかい人でもアゴとヒジをくっつけるなんていうのは物理的に無理なのです。

なぜ、アゴとヒジはくっつかないの

こんなに近いのに、くっつかないなんて、ちょっとムカついたり・・・
でもなんで、一見くっつきそうなのに、くっつけることができないのでしょうか。
距離も近いし、くっつけられそうでつかないと、なおさらイライラしたりするものですが、どうしてもくっつけることができません。
アゴとヒジはどうにかすればくっつけることができると思ってしまいますが、無理なのです。

よくよく考えてみてください。
肩からアゴまでの距離と、肩からヒジまでの距離を比較してみてください。
肩からヒジまでの距離の方が、圧倒的に長くなっていると思います。

だいたい、肩からアゴまでの距離に比べ、肩からヒジまでの距離のほうが約10cmほど長くなっています。
そしてもう一つ、関節には可動域というものがあります。

肩関節は水平方向の動きとして、その限界が135度程度になっています。
つまり、それ以上は曲げられないのです。

この135度という肩関節の可動域がまた微妙なのです。
そのため、アゴとヒジになるとくっつけることができないという、なんともできそうでできない、イライラとした状態になるのです。
こうした結果から、どんなに身体が柔らかくでも、どんなにアゴが長い人でも、上腕のほうが10cm程度長いということと、関節の可動域の限界のために、アゴとヒジをくっつけることは絶対にできないのです。

間違っても、頑張りすぎて関節をはずすなんてことにならないようにしてください。

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