ネガティブ思考を退治する脱フュージョンとは | 薬剤師トピックス

脱フュージョンとは何なのでしょうか。

フュージョン(fusion)を辞書で調べてみると、融合・融解・統合とあります。

自分は最低な人間だ・・・と考えた場合、だから誰とも合わないようにしようとなり、家に引きこもって過ごそうとネガティブな行動が悪化してしまうネガティブスパイラルに陥ってしまいかねません。

脱フュージョンとは、こうした自分のネガティブな感情と思考を客観的に見つめ直す方法になります。

ネガティブな思考と自分を切り離して、否定的な感情に巻き込まれないようにすることが脱フュージョンになります。

…と思った

「自分はダメで無能だ」と思ったら、それを小さな声で口に出して、自分のなかにどんな感覚が生まれるかチェックします。

胸がムズムズしたり、後頭部がズッシリ重いといった体の感覚に気を配ると良いでしょう。

今度は、再びネガティブなフレーズを頭の中で繰り返すのですが、その時語尾に「…と思った」と付け加えます。

「自分はダメで無能だ…と思った」というように5~6回ほど繰り返します。

最後に、「…と思ったことに気づいている」と付け加えてみます。

「自分はダメで無能だ…と思ったことに気づいている」というようにします。

歌っちゃおう

歌には不思議な力があります。

落ち込んでいても、軽快な歌を聞くと、気分も明るくなってきたりします。

脱フュージョンのやり方の一つとして、ネガティブなフレーズが頭に浮かんだら、それを例えば「ハッピバースデー」のメロディに乗せて歌ってしまうのです。

♪自分は、ダメで~ 無能なんだ~

明るく元気な曲がいいのですが、暗い感じの曲調のメロディでも構いません。

できれば声に出して歌っているうちに、歌っている自分が馬鹿らしくなってきて、ネガティブ思考がアホらしく感じられるようになり、少しずつストレスが軽減していきます。

ドラえもんになる

歌っちゃおうと同じ感じで、歌うのではなく、ドラえもんになってネガティブなフレーズを言ってみるのです。

例としてドラえもんを出しましたが、アニメキャラのモノマネであれば別にドラえもんでなくても構いません。

例えばクレヨンしんちゃんでもOKです。

終わったら、別のキャラでもやってみてください。

できれば、しゃべり方に特徴があるキャラのほうがいいかもしれません。

歌っちゃおうの時と同じように、やっているうちに、やはりネガティブ思考がアホらしく思えてくるようになります。

PCモニタに映す

歌は得意じゃないし、アニメもあまり知らない。

ドラえもんぐらいは知っていても、自分はモノマネなんか苦手という人もいると思います。

そういった場合は、ネガティブな思考をPCモニタにシンプルなフォントで表示させてみましょう。

そうはいってもパソコンなんかないし・・・という人でも大丈夫です。

本当のPCモニタに映し出すのではなく、PCの画面に表示している様子を想像すればいいのです。

そしたら、そのPCモニタに表示させたネガティブなフレーズのテキストの色を派手なピンク色にしてみます。

フォントも丸文字に変えたりして遊んでいるところを想像してみます。

次にフォントなどを元に戻したら、今度は1文字ごとにスペースを入れてみます。

このようにしていろいろと想像して遊んでいると、モニタに出ている文字が自分とは何の関係もないかのように思えてきて、ネガティブな思考に巻き込まれるのを防ぐ効果があるのです。

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