上を向いて歩こうは今でも人気 | 薬剤師トピックス

50年以上も前、日本でリリースされ、人気を博したのが永六輔作詞・中村八大作曲、坂本九が歌う「上を向いて歩こう」でした。

この局は、海外でも「SUKIYAKI」と呼ばれビルボード・チャート1位に輝きました。

最初は全英チャートで10位にランクインしたものの、米国ではヒットしなかったが、偶然に坂本九本人の過小によるシングルを入手したDJが紹介したところ、問い合わせが殺到し、全米でも大人気になりました。

なぜ「上を向いて歩こう」がスキヤキに?

日本では、「上を向いて歩こう」なのに、なぜか米国では「SUKIYAKI」というタイトルになってしまっています。

米国では、"uewomuite-arukoh”が憶えられず、スタジオで誰かが「面倒だからスキヤキって呼んじゃえ」ということで、それがそのままタイトルになってしまったという、なんともふざけた経緯で「SUKIYAKI」になったようです。

不思議な曲、「上を向いて歩こう」

「上を向いて歩こう」の歌詞について注目してみると「涙がこぼれないように」「泣きながら歩く」「一人ぽっちの夜」と、まあなんとも寂しく湿っぽい失恋ソングになっています。

しかし、メロディーを聞いてみると、曲調はちっとも湿っぽくなく軽やかになっています。

ちょうど、坂本九さんが「上を向いて歩こう」を歌い、ヒットした時代は、これからはじまる高度経済成長期に向け、未来が明るくバラ色だった時期でもあり、湿っぽいんだけども、軽やかな曲調が当時の若者の心をくすぐったのかもしれません。

やっぱり魔法の言葉「上を向いて歩こう」

そして、何よりもこの曲の一番の魅力、そしてこの曲が世代を超えて今だに人気曲であり続ける理由は、何と言っても何度も登場してくる「上を向いて歩こう」という魔法のフレーズでしょう。

「下を向いていてもしょうがないさ、上を向いて前向きに生きていこうよ」というポジティブに自分に言い聞かせる歌と言えます。

このように、自分に言い聞かせるように言葉を投げかけることは、心理学用語でいうと『セルフトーク』と言われています。

「どうせ自分なんか・・・」とか「ダメだ・・・」とか「疲れた・・・」といったような負のストロークの言葉ばかり口にしていると、本当に萎縮してしまったり、行動が消極的になってしまったりします。

しかし、「上を向いて歩こう」とプラスのメッセージを繰り返し自分に投げかけることで、言葉は行動の導火線となり、歌えば歌うほど元気になるのです。

現代社会、様々なストレスを抱え込んでいる現代人の応援歌としては、「上を向いて歩こう」はピッタリなのかもしれません。

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