人に仕事や勉強を教えるときに大切にすべきもの | 薬剤師トピックス

家庭教師などをしていれば、子供にいろいろと勉強を教えなければいけません。
そして職場の中では、後輩や部下に仕事を教えて、育てていかなければなりません。

部下を持てば、仕事を教えて育てるという能力が必要となってきます。

自分自身がどんなに優秀でバリバリ仕事ができるプレイヤーであったとしても、人を育てることができなければ、単なる仕事人であり、良い上司とはいえないのでしょう。

現代社会に潜む、人々に足らないものとは

もっとも、仕事は盗むもの、自分で考えるもの、他人に育ててもらうなどと考えるなんて甘ちゃんもいいところという、優秀な意識高い人材としての部下がいれば、言うことないのでしょうが、特に働き方改革などというように、政府が人々の働き方にまで口を出してくる時代、どうせ働いたって、責任だけ重くなるだけで、給与だってあまり変わらないでしょ。だったら適当に働いてお金をそこそこもらえればいいやなんていう人もいるでしょう。

確かに、ある面生き方としては正しいのかもしれません。

そんな人々に何が足らないのかと考えると、それは仕事に対する熱意・責任感です。

最近、日本の企業の不祥事が続いています。有名な大手メーカーでも軒並み不祥事が続いたりしていて、謝罪会見が開かれたりしています。

これも、ある意味仕事に対する責任感や熱意が足らなくなって、とりあえずお金のために働いているという精神的な面もあるのではないかと思います。

いやいやいや、松岡修造じゃないんだし、そんなに仕事に熱くなったってしょうがないじゃない。もっとクールに行こうぜ!

たしかに、気持ちもわかります。

でも、今やっている仕事にやりがいを持っていたり、仕事を楽しんでやっていたとしたら、仕事をやるにあたっての精神面がかわってくるのではないでしょうか。
好きなこと、楽しめることならば、熱意をもって取り込めるはずですし、そこで責任感も生まれてきます。

良い先生とは

良い先生とは、生徒のことを考えてくれる金八先生みたいな先生!
なんていう人もいると思いますが、ここでは生徒の生活態度などを除外して、純粋に勉強・仕事面に関して考えていくことにします。

メンタリストであり、テレビ出演もされて、本もいろいろと書かれているDaiGoさんは、ある教育誌の取材で先生の資質について聞かれ、次のように答えています。

普通の先生は、「問題の解き方」を教え、
いい先生は、「勉強の仕方・考え方」を教え、
最高の先生は、「勉強の楽しみ方」を教える

なぜ「勉強の楽しみ方」を教えてくれる先生が最高なのか

普通の先生は、問題の解き方を教えてくれます。
例えば、できなかったその問題は解けるようになります。また教わっているのが数学だとしたら、数学に関してはいろいろと問題の解き方がわかるようになるので、数学だけは成績が上がってきます。しかし、国語や英語や理科や社会はできるようにはなりません。

いい先生に、勉強の仕方や考え方を教わった場合はどうでしょうか。
勉強の仕方や考え方は、数学だけに限らず、他の科目にも共通したものです。したがって、数学だけにとどまらず、他の教科の成績アップにも良い影響を与えます。

最高の先生に、勉強の楽しみ方を教えてもらった場合は、その学校の成績だけでなく、今後社会にでていろいろなことを学んでいくに際しても、いろいろそれを楽しみに変えて、積極的に取り組んで、考え行動できる力が養われていきます。

だからこそ、勉強の楽しみ方、仕事の楽しみ方を教えてあげることができる先生・上司が最高といえるのでしょう。

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