ビジネスシーン、宴会でのスマートな言葉選び | 薬剤師トピックス

ちょっとしたときに、スマートな言葉選びができると、「あの人はできる」と思われたり、一目を置かれるようになります。
逆に使い方を誤ったりすると、恥をかくばかりか、仕事ができないといったレッテルを貼られてしまうかもしれません。

そんな時のために、語彙力は豊富であれば豊富であるに越したことはありません。

ビジネスの常套句、ご厚情を賜り

「〇〇様には、日頃からご厚情を賜り、深く感謝申し上げます。」
「ご厚情痛み入ります。」
というような感じで、ビジネスシーンで頻繁に使われ常套句みたいになっている言葉に、『ご厚情を賜り』という言葉があります。
自分はこんな言葉は言ったことはないけど、聞いたことはあるという人もいるかと思います。

また年賀状などで書いたことがあるという人もいると思います。
「日頃のご厚情に心より感謝いたします。」という形で、常套句の定番中の定番とも言えるかもしれません。
この常套句は、スムーズに口にでてくるようにしておきたいものです。

「ご厚情」とは、読んで字のごとく、人情に厚いということです。
どういう時に使うのかというと、思いやりの心を持って相手に接するときに使います。

つまり、いつも思いやりの心を持って見守り、接していただき大変感謝しておりますというように、誠実に相手へ感謝の気持ちを伝えることができるのです。
感謝されて、悪い気はしないものです。

へりくだって好感度アップを狙う、不束者

「不束者」は、行き届かない、たしなみに欠ける、繊細な配慮が足らない、不調法といったような意味を持っています。
「〇〇様にお褒めの言葉をいただき、大変恐れ入ります。不束者ですが、今後ともよろしくお願いいたします。」
こういった形で、これもテンプレートのように使われる言い回しです。

例えば、取引先から部下を褒められたとします。
「ええ、そうなんですよ。私の部下にしておくのはもったいないほどの人材なんです。」
なんていえば、自分の部下に対する自慢話に聞こえてしまい、取引先の鼻についてしまうかもしれません。

かといって
「いえいえ、全然ダメなんですよ。大したやつじゃありませんよ。」
なんていうと、せっかく取引先から褒められた部下は傷ついてしまうかもしれません。

そんなときにぴったりなのが、「不束者」なのです。
このようにへりくだって頭をさげれば、相手に対して感謝の意とともに謙虚さを表すことができます。
「不束者」と同じような言葉として「未熟者」を使用しても良いでしょう。

宴席で一目置かれる気配り、お膝送り

会社の宴会、座敷を借りてなんていうケースもありますが、予定よりも多く人がきてしまったりすると、席に座れなくなってしまう人がでてきたりします。
そんな時に使えるのが、
「恐れ入りますが、少しずつお膝送りをお願いします。」
と言うと、ポイントが高いかもしれません。

「申し訳ないのですが、ちょっとずつつめてもらえますか」
でもいいのですが、ちょっと言葉を変えてみると、オシャレに聞こえるものです。

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