瞑想を行って瞑想状態に入ると、深い集中状態になっています。
それじゃ、集中状態というのであれば、お笑い番組を食い入るように見ている時、遅刻しそうになって猛ダッシュしてるときも集中しているので、迷走状態といえるのかといえば、そうではりません。
これらの時は、確かに集中してるかもしれませんが、それは緊張タイプの集中といえ、こうした状態は、瞑想状態とはいえません。
瞑想状態とは
瞑想状態を一言でいえば、理想的な心の状態と言えます。
心のざわめきがなく、ネガティブな感情に煩わされることなく、向けうべき一点に向かって、一筋に精神エネルギーを集中し導くことができている状態と言えます。
清らかで一途で静かな状態です。
いかに集中できるかということは、とても大切なことで、集中しようとしても、いろいろなことが頭に浮かんできてしまうことで、考える力つまり思考力も低下しますし、記憶力もうまく働きませんし、別のことが頭に浮かんできてしまえば、人の話を聞くのにも集中できず、コミュニケーション能力も乏しくなってしまいます。
仕事でのアイデアや、勉強での解法などが、トイレにいるときや、お風呂に入っているときにひらめいたり、思い浮かんだことがあるという人もいると思いますが、心を空っぽにすることは、集中力をアップさせ、創造力にとっても必要なのです。
さらに、瞑想は心のコンディションを良くします。
心のコンディションを整える瞑想
考えないでおこうと思っているのに、気がつくといつの間にか同じことを考えていたというような経験をしたことはないでしょうか。
そして、それが原因で、イライラや不安感、緊張や絶望、嫌悪感などが消えずに、悩んだという経験をした人も少なくないはずです。
なぜ、考えないようにしようとしても、考えてしまうのかという理由を考えると、それは集中力がないからと言えます。
もし、考えるべきことに集中できていれば、考えないでおこうとしていることが入り込む余地がなく、そうした悩みから解放されます。
瞑想をすることで、嫌なことから気持ちを切り替えてポジティブにリセットすることができます。
瞑想するときの姿勢
瞑想のやり方は、椅子に座っても、座禅をしても、寝ていてもいいのですが、基本的には背骨を伸ばすようにします。
背骨をできるだけ小さな力でまっすぐ伸ばすことが、瞑想を行うときの姿勢の基本です。
もし、猫背のまま瞑想を行うと、肺が圧迫されて快適な呼吸ができず、ふさぎ込んだような心の状態になりがちです。
力みすぎて背骨を延ばすと、今度は呼吸がしにくく、緊張した心を生み出してしまうものです。
できるだけ、力を入れずリラックスし、まっすぐに背骨を伸ばすことが、瞑想するときの基本です。
瞑想をするときは、リラックスすることがとても大切で、首・肩・胸周りの緊張をゆるめ、呼吸を深くすることで、リラックス感がでてきます。