学校の試験、大学での試験、資格試験で、『過去問』を中心に勉強をする人も多いと思います。
『過去問』を見れば、資格試験の場合、その資格でどのような知識が求められているのかがわかりますし、大学受験などではその大学の出題傾向を分析して効率的に受験勉強をすることができます。
大学での試験などでは、要領よくやるとかなり効率的に試験対策をとることができたりもします。
TOEICでの過去問
大学受験などでは各大学の過去問題集が市販されていますし、資格試験などでも多くの場合、過去問題集が販売されています。
しかし、TOEICは残念なことに過去問集がありません。
つまり、実際に過去にTOEICで出題されたものと全く同じ問題が載っているものは市販されていないのです。
TOEIC試験を受ければわかりますが、問題は解答用紙とともに回収され、こっそりと持ち帰りできないように厳格にチェックされます。
そこで、実際の過去問の代わりとして各出版社から市販されているのがTOEICの模試本になります。
過去問がないので、模試本が本番にもっとも近いものとして利用されるのですが、その中でも多くの人がオススメしているのが『TOEICテスト新公式問題集』です。
なぜならば、TOEICを出題しているETS自らが作っている問題集だからです。
多くの人が、この『TOEICテスト新公式問題集』と各出版社から市販されているTOEICの模試本を参考にしながら勉強しているのです。
TOEICテスト新公式問題集をやる理由
『TOEICテスト新公式問題集』をやったほうがいいのは、まずは時間配分の問題があります。
ご存じのとおりTOEICの試験は、かなりの英語上級者でもないかぎり、時間不足に悩まされます。
『TOEICテスト新公式問題集』を時間を図って解くことで、実際にどのぐらい時間が足らないのかを本番前に実感することができます。
TOEICテストでのずる賢さを身につけるのも大切
今の自分の実力だと、制限時間内でどのあたりが、どの程度回答せきるのか、そしてどのくらい正解できているのかがわかります。
その結果、本番ではどのあたりを捨てていくかなどの戦略をたてたり、場合によっては勉強内容を見直したりすることになるでしょう。
英語の初級者・中級者では、はじめて『TOEICテスト新公式問題集』をやると、びっくりするくらい時間が足らないと思う人も多いでしょうが、そのことによって今後の勉強でやるべきことも見えてきます。
TOEICテストでは、なかなか得点を取りにくい性格というものがあります。
1つのことにあれこれ悩んでしまって、深く考えてしまう真面目な人です。
なぜならば、時間的に非常にタイトな試験なので、その辺の性格の差が大きく影響してきてしまいます。
だから、学校の試験だと高得点取れるのに、TOEICでは思ったより点が取れなかったという人も出てくるのです。
TOEICテストは点を取るためのテストということを割り切っていくという考えも必要です。
TOEICでは、英語の実力は去ることながら、わからない問題に悩まず、勘でマークして次の問題に進んでいくという要領の良さ、試験で点をとるずる賢さというものも非常に重要なのです。
もちろん、『TOEICテスト新公式問題集』をやることで、リスニングとリーディング、どちらが得意でどちらが苦手なのか、さらに7つのpartでの得手不得手、さらに同じpartの中でもどのようなパターンの問題が苦手なのかがわかります。