記憶力を鍛えるには、日ごろからいろいろなもの記憶する練習をすると良いことがわかっています。
とりわけ、受験勉強や資格試験などでいろいろなことを覚えることは、それ自体が記憶力の訓練につながっているのです。
だから、勉強癖がついている人のほうが、記憶力が良い状態になっていると言えるかもしれません。
チェスや将棋でも頭は鍛えられる
将棋やチェスなどでは、どんな戦法でいくのか、いろいろと頭の中で戦略をめぐらし、先を読んで駒を動かして、さらに相手がやってきそうなことも読もうとします。
この時、頭の中で何が起きているのかというと、現在の状況を過去のいろいろなケースと照合して考えています。
戦法の定石であったり、自分が過去にやった勝負のいろいろな場面でのパターンを思い起こし、そして照合し、それをもとにいろいろと作戦を練ります。
作動記憶と長期記憶の両方を駆使して、頭がフル回転している状態なのです。
もちろん、こうした頭のフル回転は、将棋やチェスに限らず、対戦型のゲームなどでも同じように頭が働いているのです。
一人ゲームでも頭は鍛えられる
将棋やチェスは対戦型のゲームなので、相手がいなければダメじゃないかということですが、AIなどのコンピューター相手に対戦することもできます。
さらに、頭を鍛えるのに対戦型ゲームをしなければいけないということではありません、
一人でも十分に頭は鍛えられるのです。
雑誌などにのっているクロスワードパズルなど、言葉遊び系のゲームがオススメです。
どのような言葉があてはまるのか、作動記憶が鍛えられ、さらに語彙力を増やす訓練にもなります。
スポーツでも記憶力は鍛えられる

スポーツというと、人によってはお勉強とはまったく正反対のところに位置するものというイメージを持っている人もいるかと思います。
しかし、ゴルフやテニス、野球といったものでも、記憶力を鍛えることができるのです。
野球などで、相手ピッチャーやバターの強みや弱みを記憶しているという点で、記憶力使ってるんでしょと思うかもしれませんが、それだけではありません。
球を打つ時には集中するはずですが、この集中力が記憶力の向上にも役立つのです。
また、試合のときには対戦相手をしっかりと観察しますが、それも脳への刺激につながるのです。
さらに言えば、スポーツをしなくても、観戦するだけでも頭の体操になります。
野球でもサッカーでもゴルフでも、ひいきのチームやお気に入りの選手ができると、試合をしっかりと観戦したり、新聞のスポーツ蘭をじっくり読んだりして、どんなに細かいことでも覚えてしまったりします。
夢中になることで、集中したり、記憶力が鍛えられているのです。