知っておくと便利な英語のトリビア | 賢脳トピックス

英語の学習において、ちょっと知っておくといいかもというトリビアをご紹介します。

スペルでRかLか迷ったら使えるかもしれないトリビア

英語のスペルを書く時に、RかLかで迷ったという経験はないでしょうか。

とにかく、英語ではRとLが区別されているものの、日本語では一緒なので、非常に難しくなってしまいます。

実は、比較的短い単語の場合、英語でLを含む単語とRを含む単語では、ニュアンスが異なるといった特徴があります。

結果からいうと、偶然だといえるのですが、ざっくり言うと、Rが含まれている単語には動的なイメージが、Lが含まれている単語には静的なイメージがあります。

特に、語頭にRまたはLがきている単語は、よりこの傾向がみられます。

少し、例を挙げてみます。

River(川は流れます⇒動的)
Lake(湖は穏やかです⇒静的)

Rock(揺り動かす⇒動的)
Lock(鍵をかける⇒静的)

Rapid(急ぎ⇒動的)
Slow(ゆっくり⇒静的)

Run(走る⇒動的)
Walk(歩く⇒静的)

こうしてみると、Rを含む単語は、動的・速いということから、てきぱきとしたイメージになり、Lを含む単語は、静的・遅いということから、だらだらしたイメージになります。

もちろん、これですべてが決まるわけではありませんが、もしRかLか迷ったら、その単語が動的なのか静的なのかを考えると、あながち間違わない選択ができるかもしれません。

StudyとResearch

日本語で、研究と訳せる英語には、StudyResearchがあります。

Studyは可算名詞で、Researchは不可算名詞という特徴があります。

企業の研究開発部門の人の名刺を見てみると、Research and Developmentなどという表記がありますが、これは企業としての研究開発全体なので、個別の研究を意識するStudyを使って、Study and Developmentとはしないのです。

これに対して、論文などは、個別の研究ということになり、論文におけるタイトルでは、Researchではなく、Studyが使われることが多くなっています。

一方、一般論の研究のような場合には、Scientific research などのように、researchがよく利用されます。

一般性・全体性の強いResearchは、不可算名詞になるのです。

意外と多い、butの品詞

英語を学習したことがある人であれば、誰でもしっている単語に、Butがあります。

このButですが、日本語に直してくださいと言われると、ほとんどの人が「しかし」というような感じで回答します。

そして、その品詞を尋ねると、接続詞と答えるでしょう。

実は、Butは、多品種機能の王様とも言われる単語で、実に多くの品詞として利用される単語なのです。

名詞として
There is no time for ifs and buts.(「もし」とか「しかし」とか言っている暇はない)

副詞として
to name but a few (ほんの少し名前を挙げると・・・)

前置詞として
everybody but me (私以外のみんな)

代名詞として
There is no rule but has some exceptions. (例外のない規則はない)

動詞として
But me no buts. (「しかし、しかし」と言うな)

また、接続詞としての用法でも、「しかし」という意味だけでなく、次のような使い方もされます。

It never rains but it pours. (降れば土砂降り)

英語は、一見簡単な単語ほど、いろいろと用法があって難しいものなのかもしれません。

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