colud の使いかた(~できるのだが・・・) | 賢脳トピックス

英語で初心者がつまづいてしまうものの一つに、colud can の過去形だと覚えてしまっていて、それだと意味が通じなくなってしまうケースがあります。

can のコアな意味を理解

colud の話をする前に、まず can の話をしてみます。

can といえば、「~できる」という助動詞です。
もちろんこれはこれは正解ですし重要なことなのですが、英単語を覚えるときは、そのコアとなるイメージを理解することがとても大切です。

特に、助動詞や頻出の重要動詞などは、コアの意味をしっかり押さえておくと、応用が利きます。

canには、将来「ありえる」という意味もあります。

それじゃ「canの意味をいろいろ覚えなきゃならないね」と思うかもしれませんが、重要なのは、can の核となるイメージを覚えておくことなのです。

can の核となるイメージは、「いつでも起こる」です。

「いつでも起こる」ことから派生して、いつでも「できる」になりますし、「いつでも起こる」ことなので「ありえる」ということになるわけです。

I can ski.「私はスキーを滑れる」という文は、もともとは「『スキーをする』という行為はいつでも起こる」→「(スキーで滑れと言われればいつでも)滑れる」となるわけです。

Accidents can happen.「事故は起こりえる」ということは、もともとは「『事故が起きる』という事態はいつでも起こる」ということになります。

couldの意味

「could」の意味は大きく4つに分けることができます。
① 過去の能力(canの過去形)
② 依頼・提案・願望(丁寧なcan)
③ 仮定法
④ 推量

①のcan の過去形は、そのまま「~することができた」、「~する能力があった」と訳せばOKです。

②は、can のもつ依頼・許可・提案・示唆で使われる意味を、丁寧にしたものです。
例えば、
Can you (動詞の原形)? :~してくれる?、~しない? 《依頼・許可・提案・示唆》
Could you (動詞の原形)? :~していただけませんか?、~してみましょう? 《依頼・許可・提案・示唆》

③は仮定法での could の使用です。
仮定法過去、仮定法過去完了、wish などの願望を用いた文で使われる用法になります。

④の推量ですが、英語の助動詞は、推量の意味を持っています。
そして、確信度が高い順に列記していくと、
must, will, would, ought to, should, can, may, maight, could となります。
つまり、could は、確信度が低い場合に用いられます。

数値的にいうと、couldの確信度は20%以下ということになります。
ちなみに目安としては、mustで100%、mayで50%で、could は、これよりかなり低い確信度ということになります。

That must be true.(それは本当に違いない)
That could be true.(それは本当である可能性もある)

~できるのだが・・・とお茶を濁したいとき

could は、実際にはできないことを悔やむ場合、つまり「~できるのだが・・・」という場合に用いられます。

If I were younger, I could do it.

If + 主語 + 過去形 の部分は、事実に反する内容です。
, の後の 主語 + could + 動詞の原形 の部分は、話し手サイドの推測になります。

もし若かったら、できたのに・・・ というのは、実際には若くないし、やったわけではないので、単なる話し手の期待値も込めた推測にすぎません。
お茶を濁した言い方といってもいいので、本当にできるかどうかの確信度は低いということで、could がつかわれたりします。

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