浜田省吾の「もうひとつの土曜日」は、知っているかたも結構いるかと思います。
しかし、歌詞の内容をみると、えええっ・・・と思う人も少なくないかもしれません。
フラれた後の女性にプロポーズ
「もうひとつの土曜日」の歌詞をみてみると、
♪昨夜眠れずに泣いていたんだろう~
から始まり、彼からの電話を待ち続け、待てどくらせどかかってこない彼からの電話。
フラれた悲しさから、泣きはらしたあとの瞳フチどる悲しみの影
そんな彼女に対し、今夜街に出よう、海まで走ろうと言っています。
そしてしまいには、指輪を受け取って欲しいとか、受け取って欲しいこの心をとか言いだしています。
とにかくツッコミ
「子供のころ君が夢みてたもの、かなえることなどできないかもしれない
ただいつもそばにいて、手を貸してあげよう」
この部分を取れば、誠実で優しさあふれる言葉になっていますが、フラれた直後の女性に、指輪を受け取ってほしいって、なんと身勝手なと思ってしまったりします。
しかも、♪友達に借りた オンボロ車で 海まで走ろう
・・・ 車貸した友達、怒るでホンマw
人に車借りときながら、オンボロ車って・・・ ったくひどいヤツとツッコミたくなるような歌詞w
昨夜フラれた女性に対し、君のことを待ってる男がいるんだぜ! 最初で最後でいいからチャンスくれよ、週末友達に借りたオンボロ車で海へ行こうぜ!
そう考えると、身勝手にもほどがあり、これじゃデートに誘っても成功の確率は低いんじゃないかと心配になってしまいます。
目の前にフラれた女性がいたら、たとえ好きでも、しばらくはそっと遠くから見守ってあげようと思うのが普通だと思ってしまうので、この行動力にはびっくりしてしまいます。
まあ、それだけ本気で好きなんだということなのかもしれませんが。
いやいや「もうひとつの土曜日」は理にかなった行動?

しかし、心理学的にいうと、フラれた後は惚れやすいのです。
つまりフラれた後だからこそ、大チャンス!ということになります。
とんでもないヤツに思えていたコイツ、実は心理学的に理にかなった行動をしていたんですね。
人間は嫌なことがあって落ち込んでいるときに、優しくされた相手にホロリといきやすいのです。
失恋して落ち込んでいるとき、甘い言葉をかけられると、その相手に心が傾きやすいものなのです。
どうしてこんな現象が起こるのかというと、失恋して自己評価が下がっているときに、優しくされることで、相手が魅力的に見えるという心理が働くそうです。
まさに、失恋して泣いていた彼女を、その週末デートに誘い、海を走り、指輪を受け取ってほしいという人生最高のプレゼント、最初で最後でいいので、この週末俺にくれないかという必至の思い、子供のころの夢はかなえてあげれないかもしれないという誠実さ、そしていつもそばにいて手を貸してあげるというやさしさ
友達に車を借りておきながら、オンボロだと言い切ったボケはあるものの、意外とデートの成功率は高いのかもしれませんね。