キャラクターとパーソナリティ | 薬剤師トピックス

人間は一人一人性格が違います。

先日、保育士さんに連れられた園児たちが公園に散歩しにきていたのですが、帰る時間になるとさっさと保育士さんのところにきている園児もいれば、もう他の園児たちは集合しているのに、一人だけ遊びに集中し、砂場で山を作っている園児もいます。

園児でも性格はひとりひとり違います。

先天的なキャラクター、後天的なパーソナリティ

アニメなどでも、あの登場人物はこんなキャラだよねと言ったりします。

キャラクターは、性格のなかの生まれつき、先天的な部分を強調する立場になります。

一方、パーソナリティは、社会生活を送っていく過程で形成されていく後天的な部分を強調する立場になります。

キャラクターは先天的なものなのでなかなか変えることはできません。

そしてその部分は性格の基礎となる感情的な要素であり『気質』と呼ばれます。

気質は自律神経や内分泌といった体の生理反応と関連していて、遺伝の影響を受けやすいとされています。

遺伝の影響が強くでる5つの気質

気質の中でも、外向性、活動性、気難しさ、衝動性、被暗示性の5つは強く遺伝の影響を受けるとされています。

古代ギリシャでは、気質によって人の性格を判断しようとする気質論という発想が考えられてきました。

そんな中、アーネスト・クレッチマーというドイツの心理学者は、体型と気質との関係を3つのタイプに分けました。

アーネスト・クレッチマーによる3つのタイプの気質

アーネスト・クレッチマーは、体型を肥満型、やせ型、筋肉型の3つに分けて、それぞれの気質と関係づけました。

ぽっちゃり、ふっくらした肥満型の体系の人は、基本的には社交的で温かく親切で、ユーモア精神もあります。
明るくて活発なので一緒にいて楽しい人なのですが、感情にムラがあり、激しく怒ったかと思うと、泣いたりするなどします。
突然に落ち込んでうつ状態になったりします。
肥満型の人は、躁鬱気質の傾向があります。

逆に標準体重よりも軽いといったやせ型の人は、基本的には神経質で生真面目な傾向があります。
自分の世界に閉じこもりがちで社交的ではありません。
他人が口に出したちょっとした言葉に過敏に反応したりするい峰で、他人の気持ちには結構無頓着で鈍感なところがあります。

筋肉や骨ががっちりしている人は、筋肉型で几帳面で秩序を好みます。
筋肉型の人は、物事に熱中するたいうで、正義感が強く礼儀正しいのですが、反面、融通がきかない頑固者と思われているかもしれません。

体型だけで人の性格や気質がすべて判断することはできませんが、体型からある程度性格を予想してみても面白いかもしれません。

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