人間のコミュニケーションも時代ととおに変化してきて、パソコンが市場に出回り、インターネットが普及し、今やSNSで情報をやり取りする時代になり、LINEやInstagramなどでさかんに情報のやり取りが行われる時代になりました。
そんな中、手元にスマホがないと不安になる人が増えてきています。
スマホ依存とは
『スマホ依存』は、スマホを常に使い続けることで、昼夜が逆転したり、学校の成績が著しく下がってしまったりと、生活に様々な問題が起こってきているにもかかわらず、スマホの使用がやめられず、スマホが使用できない状況が続くとイライラして落ち着かなくなってしまう状態で、スマホに精神的に依存してしまっている状態のことを言います。
携帯電話からスマホになったことで、多くの機能が増えており、アプリを入れるといろいろなことができるようになり、SNSやGPS機能、オンラインゲームや動画視聴などまで手軽に行えるようになっています。
さらにスマホは手の平サイズで持ち運びに便利で、スマホ決済なども普及してきているため、常に体から離さないという人も多くなっています。
なぜスマホ依存になるのか、その予防
スマホ依存は、『関係嗜癖(かんけいしへき)』と呼ばれるもので、人と人との関係に依存する傾向になり、行動を繰り返すことで依存性が高まっていきます。
人間は、その行動の頻度は報酬によって決まります。
行動に対して毎回報酬があると、次第に関心は薄れていきますが、ときどき見返りや報酬があるといった場合は、期待が高まりわくわくして、依存しやすくなるのです。
例えば、LINEを送った場合、毎回30分後に返事があるということがわかっていれば、ああそうですかとあまり関心はいきませんが、30分後に返事があることもあるし、ないこともあるし、どのくらいたって返事がくるかわからなといった場合は、もう返事がきているかどうかワクワクしてきます。
LINEの返事来てるかな・・・ もうそろそろLINEの返事来てるかも・・・ というように何回もスマホを確認したりします。
このような気持ちが繰り返すことにより、次第に依存度が高まっていってしまうのです。
それではなぜ、何回もLINEを確認したりするのかというと、自分がLINEしたことに対する愛情欲求や、承認欲求の不足が関係しているといわれています。
こうした場合は、積極的に人に会って、新しい仲間を増やしていけば、こうしたよ急は致されて、スマホ依存の状態から抜け出せるかもしれません。
オンラインゲームでスマホ依存になるリスク
スマホ依存が心配であれば、オンラインゲームなどは特に注意が必要です。
オンラインゲームは、不特定多数の人が参加するもので、そこで仲間との友情や連帯を実感できたりもします。
そのため、普通のLINEやメールのやりとりよりも、スマホ依存になりやすいと言えます。
オンラインゲームに夢中になるあまりに、食事や睡眠の時間まで削ってゲームするようになっている人は要注意です。
重度の依存になってしまうと、なかなか自分の力だけでは抜け出せなくなってしまうので要注意です。