毎日、仕事で忙しくてストレスな人のために | 薬剤師トピックス

ストレスを感じない人はいますか? いたら手を挙げてください。

たぶん、99.9%の人が手を挙げていないのではないでしょうか。

それぐらいストレスは多くの人が感じるものですし、生きているかぎりは、ストレスをゼロにすることなどできません。

バリバリの仕事人間ほどストレスで危ない

ストレスをゼロにすることができないとなれば、ストレスとうまく共存していく道を探るしかありません。

ストレスはゼロにすることはできませんが、ためこまないようにする工夫はできるのです。

仕事をバリバリにこなし、精力的に働いている人をみると、どうせ好きでやってるんだろう。好きじゃなきゃ、あそこまではできないよねと思ってしまいます。

本当にその仕事が好きで好きでたまらなく、もう生きがいなぐらいになっている人であれば、それほどストレスを感じないのかもしれないので、それはそれで良いのでしょう。

しかし、仕事をバリバリこなしている人の多くは、本当にその仕事が好きで好きでたまらないというようりは、競争心が強く、ライバルより先に出世したいとかいう野心家であったりする場合が多いのです。

そうすると、もともと好きで仕事をやっているわけではないので、どうしても無理がかかります。

米国の心臓学者フリードマンとローゼンマンは、競争心が強く、ライバルより先に出世したいとかいう野心家の人は、ストレスによって虚血性心疾患になりやすいという報告をしています。

ストレスでダウンしないためにはサインを見逃さないことが大切

ストレスが体がパンクしてしまわないようにするには、その第一歩として、ストレスのサインを見流さないことが大切です。

そのチェックポイントとして、体にでてくるサイン、心理面のサイン、行動のサインが挙げられます。

体のサインとは、ストレスにより、頭痛・肩こり・腰痛などが起こってきたり、胃が痛んだり、よく便秘や下痢をするようになるというような状態が該当します。

このような症状があるならば、ストレスがたまってきている可能性があります。

心理面のサインとしては、イライラしやすくなっていたり、不安がなかなか消えなかったり、気分が落ち込んだり、気力がわいてこなかったりという症状があります。

行動のサインとしては、酒やタバコの量が増えた、仕事でのミスが増えたといった形で表れてきます。

こうした体のサイン、心理面のサイン、行動のサインがあったら、ストレスを発散させる工夫をすることが大切です。

ストレス発散のための3つのアプローチ

ストレスを発散させる方法は、いくつかあります。

そのアプローチ法を3つばかりあげてみると、
1.悩みを誰かに聞いてもらう
2.意識的に気分転換の時間をつくる
3.ストレスから逃れる努力をする
になります。

悩みや不満は、誰かに話すことで、ストレス発散になり、気分がすっきりしてくるものです。

体を動かし汗を流す時間を気分転換の時間として意識的につくることも大切です。

体を動かすのは嫌いだし、それがかえってストレスになるというのであれば、何か趣味など没頭できることでかまいません。

そして、あまり生真面目に立ち向かうというのではなく、時には努力せずにストレスから逃げてしまうという臨機応変さも大切かもしれません。

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