災害・避難に備えて、あらかじめ準備しておきたいものをまとめてみました。
これだけは準備しておきたい非常用持ち出し袋
災害・避難において、『非常用持ち出し袋』に必要なものを入れているという人もいると思います。
容積に限りがないのであれば、いろいろなものを入れることができますが、限られた容積の中で、最低限必要なものを入れるとしたら、どんなものを入れたら良いのでしょうか。
最低限、非常用持ち出し袋に入れておきたい基本の10点
❶水
避難するにあたっても、いつになったら水が配給されるかわかりませんので、とにかく水は必要になってきます。
❷非常食
これも水と同じで、すぐに支給されるかどうかわかりませんので、簡単なゼリー飲料や乾パンなどは入れておいたほうが良いでしょう。
❸LEDライト
どんな状況になるかわかりませんので、とにかく夜になっても回りを照らせるLEDライトは必要でしょう。
❹ホイッスル
何かトラブルが起きた時に助けを呼ぶことになるかもしれません。そんな時、自分の居場所を知らせるということで役に立ちます。
❺防災頭巾・ヘルメット・軍手
避難したり、作業したりするときに身の安全を守るために必要です。
❻充電式ラジオ
テレビやスマホが使えないとき役に立つ情報源はラジオです。周りの情報を得るために必要になります。
❼ウェットティッシュ
なにかと衛生面で重宝します。
❽アルミシート
❾簡易トイレ・トイレットペーパー
❿救急セット・常備薬・マスク・歯ブラシ
ハザードマップの確認
ハザードマップは、地域ごとに自然災害による被害を予測し、その範囲を地図に表したものです。
避難場所や避難経路、防災関係の施設などが表示されていて、『防災マップ』と呼ばれることもあります。
ハザードマップは、その目的によっていろいろと種類があります。
❶洪水ハザードマップ
水害対策で、河川の氾濫などによる浸水区域やその予想水深などが示されています。
❷土砂災害ハザードマップ
大雨などで、土石流の発生のリスク、がけ崩れのリスクがある地域などが示されています。
❸地震災害ハザードマップ
地震による火災発生や液状化現象の発生のリスクがある地域が示されています。
❹津波・高潮ハザードマップ
津波や高潮による浸水地域、高潮時の通行止めの予想範囲などが示されています。
❺火山ハザードマップ
火山噴火による、火砕流や溶岩流の到達範囲や火山灰の降下範囲などが示されています。
ハザードマップの活用
大雨が降ったりすると、低くなっているところは冠水のリスクが、また河川の近くでは氾濫のリスクもあります。
災害ということで考えると、山間部においては土砂崩れ、海沿いは津波や高潮といったリスクがあります。
地震が起これば、火災や液状化などの問題もでてきます。
例えば、低地が広がる東京都東部地域では、荒川が氾濫した場合と、東海豪雨相当の雨が降った場合・神田川が氾濫した場合といった水害ハザードマップが作成されています。
大雨の時、避難所に行くときも、なるべく水害ハザードマップでリスクが高いとされている地域を避けるルートで避難するなど、前もって考えておくことが大切です。