自分の目の前にいる人、彼氏・彼女の本心を知りたいと思ったりしませんか?
でも、ほとんどの人間は、本心をなかなかしゃべってくれません。
人はなかなかホンネを言ってくれない生き物
あなたが、相手の本心を知りたいと思っても、簡単にホンネを言ってくれる人は、あまりいないでしょう。
ホンネとタテマエという言葉が良く使われるように、特に大人の社会になれば、そうそうはホンネを漏らしてはくれないでしょう。
そこには、打算が働いたり、変な気遣いがあったりするからです。そして何より人間には自己防衛本能があるからです。
ここでこんなことを言ったら、損するから言わないでおこう
大勢の人とは違う意見だし、こんなこと言ったら馬鹿にされるんじゃないだろうか
今、指摘して人間関係が崩れたらどうしよう。
逆の立場になってみて、こんな感じでホンネを飲み込んでタテマエで会話したことはないでしょうか?
思わずホンネを言ってしまう魔法の言葉、ニュートラル・クエスチョン
相手の言いたいことを聞き出したい時、
君はどう思う?
などと聞いても、まずホンネは言ってくれません。
それでは、どうるのかというと、自分も相手も知っている共通の知人に登場してもらうのです。
〇〇君なら、こんなときどう言うかな?
こうすることによって、相手は自分の意見ではないと感じ、発言に対する責任感が薄れていき、素直にホンネを言ってくれるというわけです。
このように、自分でも相手でもない、第三者ならどう思うだろうかというような形で質問してホンネを聞き出しやすくする方法は、 『ニュートラル・クエスチョン』といい、ホンネを聞き出したい時に使われているコミュニケーションテクニックです。
ねえねえ、私の親友のA子って知ってるでしょ?
うん
そのA子ね、彼氏がいるんだけど、この前の週末、その彼氏を実家に連れて行くことになっていたんだって
でもね、彼氏に断られちゃったらしいのよ
へぇー、そうなんだ
でも、なんでA子の彼氏、断っちゃったんだろう・・
それは、たぶんプレッシャーだったんじゃないかな? ほら、実家に連れて行くと「結婚に王手」っていう感じじゃん、それでビビっちゃったんじゃないかな
この会話は、実はA子の彼氏の代弁者として話をしていますが、ポロっとホンネやその人の考えが出てしまっている例です。
ニュートラル・クエスチョンは、人は他人事だとついつい口が軽くなり、ホンネを言いやすくなるという心理をついたテクニックといえるでしょう。
もし、あなたが他人にホンネなんかしゃべりたくないと思っているのであれば、「〇〇君なら、こんなときどう考えるんだろうね」というような、ついついホンネを言いたくなってしまう言葉を聞いたら、もしかしたらワナかもしれないと慎重になるくらいのほうが良いのかもしれませんね。