賢い人は褒め上手 | 薬剤師トピックス

人間は自己是認欲求がある動物なので、誰でも褒められれば気持ちがよく、うれしいものです。

そして、よほどのひねくれ者か、もしくは明らかにおべっかと分かったり、何か意図があって形だけ褒めてるフリをしているということが見抜かれたということでもなければ、一応は褒めてくれた相手に対して好意を持つものです。

まあ、なかには非常に用心深い人がいて、褒められたら「俺はそんな他人から褒められるような人間ではないのに、なにかコイツ、よからぬ魂胆があるんじゃないか?」という人もいるとは思いますが、人間は自分を認めてほしいという欲求、つまり『自己是認欲求』を持っていますので、警戒しながらも、まんざらでもなかったりします。

コミュニケーションを円滑にする褒めるという行為

誰でも自分を認めてほしいという『自己是認欲求』を持っているというのは、もうこれは人間の性です。

どんなにきれいごとを言っても、自分を認めてほしい、プラスに評価してほしい、自尊心を満足させてほしいという欲求が基本的に普通の人間にはあるのです。

そして、この『自己是認欲求』は、褒められ他人に評価される以外の方法で、満たすことはできないのです。

だからこそ、頑張りや才能、考え方などを褒められると、褒められた側は、自分は認められたと思い、褒めてくれた相手に好意を持ちます。

つまり、人間が誰しも持っている性、これを利用して、相手の『自己是認欲求』を満たしてあげ、好意をもってもらうのが上手い人は、ビジネスにおいても成功する確率があがりますし、そういった意味では、賢い人は褒め上手ということになるのです。

賢い人がやってる褒め方

褒め方といっても、いくつかのパターンがあります。

例えば、他人との比較においても、他人と比較して褒める場合もありますし、他人と比較しないで褒める場合があります。

たとえば、「君はこの部署の中で一番仕事が速いよね」という褒め方は、他人と比較した褒め方になります。

ここで注意したいのが、他人と比較して褒める場合、その褒める内容が容姿に関係したことだと、逆に気分を害する可能性もあることです。

容姿などを褒めるなら他人とは比較せず、素直に「優しいし、センスもあるよね」といった具合に、内面もセットで褒めたりするといいかもしれません。

究極の裏技、伝聞ほめ

直接褒められても嬉しいものですが、第三者、例えば取引先の部長さんとかから「おたくの部長さん、君のことすごく褒めてたよ。仕事ができるし、頼りになるし、期待の星だっていってたよ。」などと伝聞の形で褒められると、喜びはさらに大きくなります。

どうしてかというと、目の前で一対一で褒められた場合は、お世辞やおだて、社交辞令ということがありますが、こうして伝聞になると信頼性が増し、お世辞やおだてではないんだ、普段口には出して言わないけど本音ではこう思ってくれていたんだと思えるからです。

あきらかなお世辞やおべっかは良くありませんが、相手の良いところを見つけて、それを褒めてあげるというのは、お互いにプラスになり、人間関係を良好に保つことにもつながるので、どんどんやっていくべきなのでしょう。

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