もし南極の氷が全て溶けたらどうなってしまうのか | 薬剤師トピックス

南極の氷が溶けると、海水面が上昇することはわかると思いますが、日本はどうなってしまうのでしょうか。

溶けているトッテン氷河

南極大陸東部で、もっとも大きい氷河と言えばトッテン氷河ですが、最近の調査では、海にせり出した氷河の下に暖かい水が流れ込むことにより、氷河を下から溶かしていることがわかってきています。

実際に、南極大陸では場所によっては、1秒に22万立方メートルものペースで氷河に温かい海水が流れ込んでいるところもあり、毎年630億トンから800億トンもの氷が消失していると言われています。

この流域の氷がすべて融けると世界平均約4メートルの海面上昇があると予測されています。

南極の氷が全て溶けたら

あまり考えたくない話ではありますが、もし南極の氷が全部溶けたと仮定したら、どうなるのでしょうか。

氷と言えば、南極の他にもグリーンランドなどがありますが、地球の氷の8~9割は南極に集中しています。

もし、南極の氷が全て溶けてなくなってしまうと、南極の地盤は数百m隆起し、海水面が上昇します。

この影響はけして小さくなく、南極周辺にとどまらず、地球全体の海水面が約60m上昇すると言われています。

こうなると、ニューヨーク、ロンドン、ベネチア、上海といった歳は水面下となり水没してしまいます。

日本もけして他人事ではなく、東京23区が水没し、高層ビル以外は残らなくなってしまいます。

もし地球の陸地を削って海を埋めたら

仮定の話になりますが、もし地球の陸地全てを削って、海に埋めていったらどうなるのでしょうか。

陸地には、エベレストなどの高い山やアルプスもあります。

地球の陸地と海の面積をみてみると、表面積で言えば、地球の表面積の約7割が海になっています。

そして、地球上に存在する水の98%は海にあると言われています。

やはり、海は広いな大きいなの歌詞どおりなのです。

もし、地球の陸地を全て削って海を埋め立てようとしたら、地球から陸地は消えてなくなってしまい、水深2.5~3kmの惑星になってしまいます。

地球は毎年軽くなってる?

おまけに、地球に関するトリビアをご紹介します。

実は、地球は毎年5万トンずつ軽くなっているのです。

えええ、宇宙空間を漂っている無数の地理が地球の重力によって引き寄せられるので、重くなっているのでは?と思う人もいると思いますが、実は地球は毎年軽くなっているのです。

なぜかというと、地球上に存在する水素とヘリウムは非常に軽く、地球の重力では引き留め続けることができないのです。

その結果、毎年、9万5000トンの水素と、1600トンのヘリウムが宇宙空間に逃げてしまっているのです。

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