バランスの良い食事に気をつけてといって品目をチェックしたりしても、その品目をどれだけ摂取するべきかコントロールできていないと、食べ過ぎてしまったり、栄養不足の状態に陥ってしまったりします。
サービングサイズとは
バランスの良い食事をしっかり摂れるようにということで考えられた料理のサイズを測るためのものが『サービングサイズ』になります。
食事は、主食・副菜・主菜をバランス良くとることが大切になってきますが、これらの量をチェックする上で基準となる量が、『サービングサイズ:SV』として決められています。
サービングサイズは料理群によって異なっています。
主食のサービングサイズ
主食であるごはん・パン・めんについては、SV単位は主成分である炭水化物が40gになる量になっています。
目安としては、市販のおにぎり1個がだいたいSV単位で1つ分にあたります。
1日に摂取する量としては、5~7つのSVとなり、ごはん中盛りは1.5つ分のSVになりますので、だいたい4杯相当になります。
副菜のサービングサイズ
副菜と言えば野菜・きのこ・いも・海藻類になりますが、主にビタミン・ミネラル・食物繊維の供給源として、野菜の重量が約70gとなる量が目安になります。
SV1つ分となると、野菜サラダやおひたしの小鉢の量が相当します。
1日に摂取する量としては、5~6つのSVになります。
1日に摂取するべき野菜の量は350gというのも、サービングサイズの考えからすると5つのSVに該当するので、だいたい一致しています。
主菜のサービングサイズ
主菜には、肉・魚・卵・大豆製品などがあります。
主成分のタンパク質がおよそ6gとなる量が1つのSVに相当します。
鶏卵でいうと、鶏卵を1個つかった料理がSV1つ分に該当します。
1日に摂取する量としては、3~5つのSVになりますが、ここで脂質を多く含む料理は少なめにするのがコツです。
牛乳・乳製品のサービングサイズ
主成分のカルシウムがおよそ100mgとなる量が1つのSVになります。牛乳8コップ半分程度がSV1つ分に相当します。
1日に摂取する量としては2つのSVとなるので、牛乳コップ1杯分となります。
果物のサービングサイズ
ビタミンCやカリウムの供給源とある果物の重量がおよそ100gとなる量が1つのSVに該当します。
みかん1個がだいたい1つのSVに相当します。りんごであれば中サイズのもお半分が相当します。
1日に摂取する量としては2つのSVとなります。