覚えようとしなくていい九九を応用した百式記憶法 | 賢脳トピックス

多くの人が暗記というと真っ先に思い浮かべるのが九九かと思います。
2×2=4(ににんがし) 2×3=6(にさんがろく) 2×4=8(にしがはち) 2×5=10(にごじゅう) 2×6=12(にろくじゅうに) ・・・とひたすらに理屈抜きに何度も繰り返し暗記していきました。
これができないと、九九だけじゃなく、12×5といった掛け算の計算が全くできなくなってしまうから落ちこぼれてしまいます。小学生にとっては死活問題でしょう。とにかく九九だけは何が何でも暗記しなければなりません。

暗記が苦手だからと九九を記憶術で覚えたら

2×2=4(ににんがし) 2×3=6(にさんがろく) ・・・と繰り返し唱えて覚える方法は機械的記憶ですから、何度も繰り返して唱えないと覚えられません。
これを、2×2=4(ににんがし)ではなく、夫婦が(2×2)、東西南北四方から(=4)やってきたとか、5×6=30(ごろくさんじゅう)ではなく、稲垣吾郎さんが(5×6)、大きなサンマ(=30)を抱えてきたとやって記憶術で覚えるとどうなるのでしょうか。

確かに突拍子もないイメージをつけて覚えれば、何回も何回も唱えなければ覚えられなかった九九が1~2回イメージするだけで覚えられてしまいます。
元SMAPの稲垣吾郎さんが、目の前に大きなサンマを持って現れるなんていうことは現実にはまずありえないことでしょう。それだけに印象に残るので、1~2回イメージしただけで頭に入ってしまいます。
ましてやSMAPファンだったらなおさらでしょう。

ところが、55×6などをいざ計算しようとすると、まず55の一の位の5と6を掛けるから、ええと5×6だから稲垣吾郎さんだわ。たしか大きなサンマを持ってきてたんだから30だね。そうか55×6=330だ。などとやっていたら大変です。
記憶術で覚えた場合、1~2回イメージすれば記憶でき、長い間忘れません。しかし、思いだすときにいちいち稲垣吾郎さんやサンマといった余計な連想が頭にでてきてしまいます。
こんなことではいちいち掛け算をするたびにイメージがでてきてしまいます。

もっとも記憶術はラクに覚えて長く忘れないようにするためのもので、記憶術で覚えたとしても、何度も何度も繰り返せば、自然と 5×6⇒ 稲垣吾郎さん ⇒ サンマ ⇒ 30 となっていたものが、途中のイメージが不要となってきて、5×6=30 と何も考えずに瞬間的に出てくるようになります。

英単語も九九と同じで、できれば記憶術を使わないほうが良い

先に断っておきますが、記憶術を使ってはいけないということではありません。
イメージしなくても瞬時に意味がでてくるくらいまで繰り返せば、別に記憶術で覚えても問題ありません。

何が問題かというと、記憶術で覚えると英単語をみて意味を思い出すときに、いちいちイメージを思いだしていくので、時間がかかってしまいます。

しかし、記憶術で覚えると、イメージを介して思い出しているものの、きちんと思い出せているので、もう完璧に覚えているものと思い繰り返し復習しなくなります。そこが問題なのです。

復習もろくにしないと思い出せはしたとしても、いつまで経っても稲垣吾郎さんやサンマさんといった余計なイメージを介して思い出しているので、アウトプットに時間がかかってしまいます。
英単語は観た瞬間に意味がわからないと、とても長文なんか読んでいけません。
したがって何度も何度も繰り返して覚えていくことになります。

英単語を覚える百式記憶法

百式記憶法は、ひと言で言ってしまえば、九九と同じ記憶法です。つまり、九九のように音読を繰り返して覚えていきます。
どんな暗記が苦手な人でも、1日20分の勉強を1週間するだけで、英単語が100個覚えられてしまい、しかも忘れないというものです。

ポイントは、何も考えずにただ声に出して、どんどん単語を読み上げていくだけです。
覚えようとしなくていいのです。ただひたすらに読み上げていくだけです。
ですので、暗記の苦痛から解放され、誰にでもできる方法になります。

1日20分、25時間で2023語がストレスなく覚えられる百式記憶術

ただひたすらに音読を繰り返すだけで覚えられる百式記憶術

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