薬局やドラッグストアだと、薬や日用雑貨、化粧品まで、いろいろな製品を販売します。
その中でオススメの商品を販売しようという時もあるかと思います。
オススメの商品に注目を浴びさせて販売
オススメの商品を販売しようとするために、まずはその商品に対してアテンションをする必要があります。
そこで、その商品に関係する内容のPOPなどを作って、宣伝広告をするというようなことはよく行われるかと思います。
第一段階は、興味をもってもらうこと
広告はどうしても、売り手側が作成するものなので、視点が売り手側になってしまいがちです。
目の前に広告があったとしても、実際に買おうと思っているものでなかったり、これなんだろうと思うようなものでもなければ、よほど値段が安いということでなければ、飛びつきにくいと思います。
オーソドックスは、特徴・メリットを言う
この商品のPOP広告をつくりなさい!と言われると、医薬品をはじめとした機能性製品については、その製品の機能面をアピールし、他の製品との比較をして、優れている点などを強調したりすることになります。
例えば、よくあるパターンが、ある商品を宣伝広告しようとして、商品名を出して、効能などを記載し、特徴などを書いたりします。
オーソドックスなやり方であり悪くはないのですが、もうひとひねり入れても面白いかもしれません。
ネガティブ情報を与え、必要性を気づかせる
広告の一つの手法として、顧客にネガティブ面を提示し、この商品を使わないと、こんなデメリットがありますよというようにして、商品を使わないことによる不利益に気づかせる方法があります。
つまり、ネガティブ面を提示し、その解決法として、この商品がありますという流れになります。
またオーソドックスな流れではないので、あれ?と思い、興味をひいてくれるということにもつながります。
参考にできるネガティブコピー
理屈だけ言われてもわかりにくいと思うので、ちょっと事例をあげてみようと思います。
デオドラント商品・制汗剤のコピーなのですが、ライオンのコピーで次のようなものがありました。
『皮脂汗のニオイは、他人の方が気づきやすい』
これは、車内広告としてステッカーに貼られていたコピーですが、電車の中というシチュエーションもピッタリというナイスな広告です。
満員電車で暑くて汗をかいている。自分はそうでないけど、もしかしたら周りの人は、自分のニオイを気にしているのだろうか。
こう思わせることで、問題点を気づかせるようなコピーになっています。
もう一つ、リアルなコピーとして、こんなものがありました。
『つり革をつかむあなたのワキの下には、時々女性の顔がある』
ドキッとした男性の方おいるかもしれません。
女性に嫌われたくないという男性の心理をたくみについた広告です。
商品がその解決策になるようなもので、ネガティブなものを提示して、押しつけではなく第三者が客観的に説明するような形で、商品の必要性をアピールしていくと良いでしょう。