あまり知られていないユニークな療法 | 薬剤師トピックス

医学といえば、西洋医学や東洋医学といったものが主流ですが、エビデンスはともかくとして、あまり知られていない療法もいろいろあるのでご紹介していきたいと思います。

矢追インパクト療法

アレルギー疾患の治療法として、『矢追(やおい)インパクト療法』というものがあります。

1980年代に、矢追博美(ひろよし)という医師が研究開発し、国連や米大統領からも表彰を受けた治療法です。

アレルギーの治療というと、減感作療法が幅広く知られていますが、矢追インパクト療法の場合は、アレルギーの原因となるアレルゲンのエキスを数千万倍から数兆倍に薄めたごく微量の液体を皮下注射を繰り返し行います。

どういうことかというと、ごく微量に薄めたアレルゲンを適度な間隔で繰り返し皮下注射することで、本来持っている免疫のポテンシャルを回復させて、自然治癒力を最大限に引き上げていこうというものなのです。

実際に、矢追インパクト療法を行うことで、注射直後よりドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリン、アドレナリンといった神経伝達物質が通常の何倍にも上昇するという報告があります。

そして、体温が0.5~1℃上がってきて免疫が賦活されていきます。

この矢追インパクト療法は、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎に高い効果があり、半数以上が1回の注射で一定の効果が期待できるようです。

通常は1週間に1回のペースで注射をして、改善具合をみながら、注射の間隔をあけていき、半年から1年もすると、もう注射を打たなくてもよくなっていきます。

さらには、神経痛の痛みや蕁麻疹、下痢や胃痛などにも一定の効果が期待されています。
矢追インパクト療法について、もっと詳しく知りたい方は、コチラ

https://daigenki.jp/%E7%9F%A2%E8%BF%BD%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88%E7%99%82%E6%B3%95/

三井温熱療法

三井兎女子(とめこ)という指圧師が開発したもので、基本的考え方は、体を温め、体温を上げることで、直接免疫力や排毒機能を強化し、自己治癒力を最大限に引き出していこうというものです。

三井温熱療法では、コテのような温熱器を使って、背中・お腹・患部をやさしくさすっていき熱をいれていきます。

温かくて気持ちいいらしいのですが、患部や切った臓器のポイントをさすると非常に熱く感じるのだそうです。

このことを郷ひろみではないですが、『アチチ反応』といって、それにより患部に熱が入り、免疫力や自己治癒力が高まっていくとのことです。

三井温熱療法について、もっと詳しく知りたい方は、コチラ

https://www.mitsui-onnetsu.co.jp/about/

音楽心理療法

音楽心理療法は、プラトニック・カウンセリングとも言われますが、カウンセリングといっても、話を聞くわけではなく、音楽を聴くだけです。

特殊な音源のCDを聞くだけで、脳波がシーター波に誘導され、深い瞑想状態に近い状態になります。

その状態で、心の奥深くにある不安や恐れ、トラウマなどのマイナス感情をどんどん浄化していこうというものです。

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