仕事が忙しくなってきたり、ストレスが溜まってきたりすると、誰でも疲れてきます。
しかし、それが行き過ぎると、いろいろと変化がみられてきます。
いつもと違うサインをどう見抜くか
人間は、悩みやストレスを抱えていて、心が弱っていると「お疲れサイン」が出てくるものです。
いつも元気でてきぱきしている明るい人であっても、ずっとため息をついていたり、表情が暗かったりするものです。
例えば、話しかけても
「・・・あっ、はい...」
というように気のない返事をしたかと思えば、行動もいつもに比べてテキパキしていないなどの変化が出てきます。
どんなサインに気をつけたらいいのか
悩みやストレスを抱えて、心が弱っている人のSOSのサインをどうやって見抜くかは難しい問題です。
なぜならば、その理由の一つに、そのサインは一律ではないからです。
人によって現れ方が違ってきます。みんな同じような反応になるわけではないのです。
ただ、悩みやストレスがたまっているときに出やすいSOSのサイン・兆候はあります。
SOSのサインとして、口数が少なるという場合があります。
それも極端に口数が少なくなり、話しかけたとしてもうなずくだけという場合もあります。
また、話しかけても返事が返ってくるのが遅く時間がかかったり、話しかけたことに対して聞き返すことが多くなっているような時も、SOSサインの一つです。
表情が豊かな人であれば変化がわかりやすいかもしれないのが、無表情の時間が長くなったり、逆に不自然な作り笑いのような笑顔を見せたり、話しかけても目を見て話さなかったりする場合も、何か悩みやストレスをかかえている可能性があります。
神経質で怒りっぽいのもストレスのサインかも
ストレスがたまってくると、周囲のささいな音に対して敏感になり、いつもならそんな感じない程度の音でも、「うるさい」と感じやすくなります。
また、言われた言葉に対して、やたらつっかかり、不快な反応をする人もストレスが溜まっている可能性があります。また急に怒りだしたり、泣き出したり、情緒不安定になったりもします。
まあ、相手が言ったことに対してやたらつっかり反論したり、情緒不安定なのがデフォな人は、精神年齢が低い未熟な迷惑者ですが、いつもは穏やかな人がこのような傾向が見られたら、何かに悩んでいたり、ストレスを溜め込んでいる可能性があります。
こういう場合は、「何かあった?」とさりげなく、優しく声がけをしてあげると良いかもしれません。
もしかしたら、相手は気持ちを吐き出して、少しラクになるかもしれません。
ただし、励ましのつもりで「頑張って」などと言うのは、かえってプレッシャーをかけてしまう可能性があるので注意しましょう。